みなさんへ



生まれたときから今まで

たくさんの人にお世話になっています。

『ありがとう』と思ったこと、数え切れないほどあります。


そんな感謝したい出来事の中、

episode1は衝撃的(?)に私の心に刻まれました。

以前お話した、悪夢を見ていた時の病院です(笑)



大阪市にある循環器専門の病院へ運ばれました(私は心臓血管外科)。

補助人工心臓を着けた病院です。


突然の補助人工心臓生活で

何が起こっているかも良く分からないまま、

ICU症候群になったりで。。。

自分で自分がコントロール出来なくなっていた。


看護師さん達は、


毎晩怖くて寝付けない、私の手を繋いでくれた。

あの安らいだ気持ちを忘れない。


ファンキー・モンキー・ベイビーズのCDを持ってきてくれた。

GreeeeNのCDを持ってきてくれた。

支えてくれる夫と病気になった自分を重ね合わせて、

いっぱい泣いた。頑張ろうと思った。


ONEPIECEを貸してくれた。

お休みの日にも関わらずたくさん持ってきてくれた。

何巻読んだら帰れるかな…複雑な気持ちで読んでいた。


ブレンドしてくれたアロマを焚いてくれた。

ネイルをしてくれた。

忙しくしていた日常ではなかった、

優雅な気持ちになれた。


なかなか病院食の食べれない私に、

たまごサンドを作ってくれた。


毎朝、6時に家を出て私のところに来る夫に

パンを差し入れしてくれた。


リハビリ室では夫が持ってきた、

私のミュージックDVDを掛けてくれた。

オフテスト(カテーテル検査)の時には

安室ちゃんのCDを掛けてくれた。

先生はこういうのが好きなのね(おネエ言葉)、なんて言ってた。


気晴らしによくベランダに連れて行ってくれて、

夫や母と二人にしてくれた。

看護師さんや先生の前では話しにくいことや、

外の風景を見て、いろいろ話をした。

ベランダに居ると、

紅茶好きの私にはアイスティーを、コーヒー好きの夫にはアイスコーヒーを

ご馳走してくれた。


旅行のお土産をくれた。


泣いて泣いて止まらないときには傍にいて

一緒に泣いてくれた。

先生も来てくれて泣いている私の話を聞いてくれた。

機械を外して欲しいって聞き分けのないことばかり言ってる私に

ゆっくり時間を取って分かりやすく説明してくれた。


一緒にテレビを見たり、おしゃべりしたり。

一緒に雑誌を見たり。


私には友達のように接してくれているような…そんな気がしてうれしかった。

外の世界と切り離されて、同じ機械をつけている患者さんは誰一人居なくて。。。

一人ぼっちだった私を、ちゃんと世間に属している気持ちにさせてくれた。

たくさんの優しさで包んでもらった。

転院するとき、

私達の人生を見守っていきたいと言ってくれた。

みんなのメールアドレスをもらった。

転院先にお見舞いにも来てくれた。


家に帰ってきて、何度かみんなに会いに行った。

近況報告も含め、メールもしている。


本当に友達になれたと私は思っています。


院長のご挨拶で目標とされている、

『いちばんえー病院』だと思います。