かこっちょが入院している時、僕がダウンしたことがあった。
「肺気胸」・・・肺膜に穴が開いてしまう特発性の病気で
大した病気ではないけれど即入院。
その時も「自分のせいだ」と悲しませ、かこっちょに
いっぱい心配をかけてしまった。
その治療がまるでかこっちょのVADミニチュア版!
肺の余計なところにたまった空気を吸い出すため、
脇の下から肺に管(ドレーンみたいな)を刺し、その管が
吸引する機械につながっていて、その機械がコンセント
につながっていた。
管につながれた不自由な生活。
かこっちょの乗り越えた苦しい日々の“千分の一位、”
いや“一万分の一位”ではあったけど、苦しい状況を
ほんの少しだけ共感できた気がした。不思議な経験。
かこっちょは『苦しい一日を早く終わらせたいから早く寝たい。』
『朝起きると、また苦しい一日が始まるから辛い』とよく言ってた。
今の僕の気持ちと同じ。
あの時は“一万分の一位”しか共感できなかった。
今やっとかこっちょが乗り越えた苦しみの一つを
共感してる。
本当に苦しい。かこっっちょも本当に苦しかったんやな。
よく乗り越えたね。
もっとわかってあげればよかった。
もっとほめてあげたかった。
もっと幸せにしてあげたかった。
やっぱり悔しい。
僕は一人で乗り越えられるかな。。。