今日はかこっちょの写真を整理しました。

写真といっても闘病生活の中で僕、が勝手に撮り続けたもの。

一枚一枚にその当時の思い出というか・・・苦労というか・・・

いっぱい詰まってるんです。


今日整理したのは、かこっちょがLVADをつけてから、

なんとか口から食事や薬を飲めるようになった

約1か月間の写真。


闘病生活の中でも、かなりきつかった頃。

何が何だかわからないままに時間が過ぎていった頃。


死の淵からどんどんかこっちょが這い上がり、

元気になっていく様子がはっきり分かった頃。


全く動かなかった翌日には、口や腕を少し

動かせるようになり、その翌日には目を開くようになり、

数日後にはベットの横の椅子に座れるまで回復していく。


その数日後には話しかける内容に反応し、

うなづいたり首を横に振ったりするようになって、

その翌日には「笑って」というと、顔を引きつりらせながら

一生懸命に笑ってくれた。


そんな写真や記録を整理しながら、当時の記憶が鮮明に

蘇ってきて、悲しくなる。


いったい今までの時間は何やったのか?

そして今自分は何をしているのか?

この世の何もかもが無意味に、

理不尽に感じてしまう。


悔しくて悔しくて気が変になりそうになる。


毎日クルクル考えてきたけど、

まるで地球が太陽を自転しながら回っているように、

僕の心も春夏秋冬を経て、

何も変わらず元の位置に戻ってきてしまった。


誰が悪いわけでもないし、

今更どうこうなる問題でもないけれど、

世の中自体に悪意を感じる。


こんな世の中は大嫌いや。