我が家の家計は100%ゆきたんが担当。


もちろん『お小遣い制』。



ある日、銀行のキャッシュカードを渡され、


「これはお小遣い専用の口座。


毎月この口座にお小遣いを振り込むから。。。


あんたの秘密口座したらええ~」


と気前よく言われ・・・


毎月お小遣いを、ネットを通じ、その口座に振り込んでくれた。



お小遣いも振込制!!


完璧主義者のゆきたんらしい一面。。。



でも、よく考えれば、秘密口座でも何でもない。


残高はじめ、何もかもバレバレの口座。


でも、そんな几帳面なゆきたんが好き。




正直、家計は握られていたんではなく、


握ってもらっていたといったほうが正しい。



学生時代、何度か1人で買い物をしたが、ことごとく失敗した。


残念ながら僕は、いろんな意味で、センスが悪ようだ。



それからは、買い物をする時は、それが何であれ、


必ずゆきたんに相談した。



それが、いつしか、ゆきたんが気に入るものを買うようになり、


ゆきたんが気に入るものが、僕の気に入るものになった。




それが幸せだった。それでよかった。。。




だから、恥ずかしながら、もういい大人だけど・・・


1人で買い物をしたことがなかった。



唯一、相談はしたけれど、実際に商品を見てもらわずに買ったのは、


ゆきたんが入院中に買ったワイシャツぐらいかな。。。




そんな僕が先日、1人で初めての買い物をした。




   最愛の人のお墓




世の中で一番買いたくない物が、


1人でした初めての買い物。



でも、このお墓も、ゆきたんが生前に残してくれた


手紙に書いてくれてたお墓を買ったので、


正確には1人でした買い物ではないのかな。。。




正直、この買い物は本当に辛かった。


こんなに辛く、悲しい買い物は、他にはないと思う。



 だけど・・・



僕が困らないようにと、病室のベットの上でお墓の事を調べ、


手紙に書いたゆきたんの気持ちは、


僕のそれとは比にならないだろう。



改めてゆきたんの優しさと強さを感じずにはいられない。




いつかのブログでゆきたんが書いていた。


「主人に大事にしている事を誇りに思って


もらえるような妻になりたい」って・・・




本当にゆきたんが自分の妻で誇らしい。


世界中の人に自慢したい。




どんな状況下でも、優しさをくれた世界一の妻。



今までも、今も、これからも、



ずっと僕を支えて続けてくれる。




僕の妻は、世界一の妻。