*明日は月命日* | 〜*my heart with for you*〜







2013年 6月。




息子たちの学校では、交流校である門脇中学校と
門脇小学校付近で花壇作りを行いました。



少しでも復興の力になりたいと
花壇作りのボランティアを始めたのです。




その当時、その場所は荒地が広がっていました。




震災から2年経っても
雑草に覆われたままでした。




土を耕し、雑草を取り、
土運びを何度もしながら、
ひまわりやマリーゴールドなど
約1500株を植えました。




元々はたくさんの人が
生活してきた場所。




掘り起こした土の中には
たくさんの生活用品が出てきたそうです。



「今ここには何もないけれど、
ここにはたくさんの人が住んでいたんだ。

ここで多くの人が悲しい思いをしたんだ。」



息子は、そう感じたそうです。





それは門脇中学校との交流や
現地の語り部さんからの講話を通して


「命の大切さ」
「支え合うことの重要性」


を学んだからでした。





普通の生活は当たり前ではなく、
むしろ感謝の連続なんだということ。



生きていることの大切さ
生きていることの幸せ



家族と一緒にいられることのありがたさなど、
今までごくごく当たり前と感じていることすべてが、
幸せの連続なんだということ。





被災地の皆さんが、
自分の出来ることに最善を尽くしている




被災地の皆さんの様子を見て、
心の中に温かいものをたくさん持ち帰ってくることが出来ました。






その活動から2年が経ち、
私も初めて息子と一緒に
門脇中学校を訪ねました。




教室の中から教頭先生が出てこられて、
その花壇まで車で案内して下さいました。




車で案内されながら、
初めて見る被災地を目の当たりにして、
涙が止まりませんでした。




花壇の奥には
被災された門脇小学校。




教頭先生が車から降りてこられ、
震災からそのときの状況を
たくさん教えてくださいました。




石巻の方の苦しい現実。

大変な生活。

最近になってようやく始まった工事。




東日本大地震から3年が過ぎても
復興が進んでいないこと






「それでもここで生活しているんです」


という教頭先生の言葉に、
本当にこの事実を忘れてはいけないことだと実感しました。














この場所を訪れる前に
日和山公園にも行ってきました。




そこには1人の男性がいて、
石巻の震災直後の様子や
苦しい胸のうちを話して下さいました。




その男性は

石巻の人たちは
みんなが大変だから大変だと言えない

弱音を周りに吐けない


と話して下さいました。






門脇中学校の先生も
受け持っていた生徒さんを亡くしていたそうです




自分に何か出来ることはないかと考えて、
生徒さんたちにも一緒に考えさせて
出来た花壇だったそうです。




沢山の方がこんなに悲しい思いをしていたんだと
胸が痛みました。



私たちには想像もつかないほど、
悲しくて、辛いことだと思います。




多くの方が語ってくれた被災地の現実を受け止めるために、毎年、石巻に足を運ぶようになりました。




しかし、コロナ禍もあり、
2019年から伺うことが出来ませんでした。




今日、ある方のブログで
石巻の様子を教えていただきました。



あの門脇小学校も詳しく
教えていただきました。




被災地は何年かかっても
元通りにならないものもあって、
被災していない私たちは
微力でも継続していく
何かを見つけていく必要があること。




これからも出来る限り
被災地に寄り添っていきたいです。




明日は月命日。



皆さまが平穏な気持ちになりますよう、
心から祈ります。


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読んでいただいてありがとうございました。