月の短歌8首


遅ればせながら今夜の満月を君と重ねて見つめています


真夜中に何も分け合えないでいる中央分離帯で見た月


月並な言葉くらいでちょうどいい綺麗だねってただ伝えたい


お月さま もしも願いが叶うなら孤独な夜を消してください


本当に知らないことが多すぎてあなたは神秘的な月です


おとなしく眠りについた人たちを静かに照らす月になりたい


眠れない私の部屋に迷い込むあなたみたいな月明かりです


肉体に縛られていた魂を解き放ちたい月の重力