・・・以下つづき
オ-トバイはガ-ドレ-ルに引っかかるようにして止まる。
自分の身体も二度三度バウンドし 「 く 」の字にねじれて
国道の片隅に横たわっている。
それを上から眺める自分。
゛少しも痛くない。痛くないということは やはり夢なんだ゛。
自分を眺めることが出来るということも夢以外にない。
ああ驚いた。 よかった 夢でよかった !!!
人が集まってくる。
口々に色んなことを話している。
「 歩道にあげないと危ない 」
「 もう死んでる 」
「 死体は動かしたらあかん 」
「 まだ生きている 」
「 現場は動かしたらあかん 」
「 オ-トバイからガソリンがこぼれてる 危ない 」
場所は国道一号線 自分が勤務する松下本社の手前の交差点
ちょうど救急病院がある。
すぐに担架が運び出されてきた。
私は担架で病院の中に運ばれていく。
その横を酸素マスクを持った看護婦さんが走る。
それを天井の高さで テレビカメラのように追う私・・・・
・・・以下つづく