こっくりさん | 見えない世界の真実が此処に®

見えない世界の真実が此処に®

霊能力を生業としている方や、一般の方、霊媒体質の方のためのブログです。

こっくりさん。
皆さんも一度はやった事があるかもしれません。やった事が無くても、友人がしている所を目にした事があるかもしれません。
こっくりさん。私の子供時代には良く見かけました。
小学生の時、私の学校ではコックリさんが流行っていて、半数以上がやった事があったのではないでしょうか。私も一度やってみましたが、後は見ている事の方が多かった気がします。

まずは、当時 流行っていた「コックリさん」の説明をしましょう。
コックリさんは2人~4人で行うある種の「儀式」です。

白い紙に、鳥居・はい・いいえ・0~9の数字・50音を書きます。
そして紙の上に10円玉を乗せ、儀式を行う人は全員右手の人差し指を1人一本置き呪文を唱えます。
すると、何故か10円玉が勝手に動きだすのです。

 ある日の放課後。学校から家に帰る途中で忘れ物に気付いた友人とわたしは教室に戻りました。すると、クラスメイトの男子が2人がコックリさんをやっていたのです。
何やってるんだ?か何かを言った記憶があります。そして興味本位で、そのこっくりさんを覗き込んだのです。クラスメイトの男子は、好きな女の子の事を聞いていました。そして、好きな女の子と付き合えます様に、と願を掛けているようでした。

10円玉とクラスメイト2人の指が右へ左、上へ下へと動き、その動きが段々と激しくなり、そして、突然! 10円玉が弾き飛び床に落ち、転がり、クルクルと回り、変な感じに、ピタッと止まったのです。
見ると、床板と床板の隙間で10円玉が縦に立っていました。

そこにいた全員に恐怖が走ったはずです。私もゾッとし、声を出さずに教室から逃げ出しました。そして一目散に校門から飛び出したのです。それから5分ほど走ったと思います。誰かが走るのを辞め、続けて全員が走るのをやめました。全員、はあはあ息を切らしていましたが、友人の1人が言いました。
「そのままにしてきた。片付けないと、先生に怒られる。」

明日の朝一番に、4人で登校する事になり、帰宅しました。

ところで、コックリさんにはルールがあります。
1) この儀式が終わるまで指を離してはいけない。
2) コックリさんを終わらせる時はコックリさんが鳥居を出ないと辞める事は出来ない。
この2つの約束を守らなかった場合はコックリさんに呪われる、という儀式なのです。

次の日の朝、友人と正門の前で待っていましたが、コックリさんをやっていたクラスメイトの男子2人はなかなか来ませんでした。結局友人と2人で片付けをしようという事で教室に向かったのです。昨日の出来事で正直、恐怖で身体が震えていました。そっと教室を覗き、昨日コックリさんをしていた場所を見たのですが、なぜかその机の上から、コックリさんの紙も10円玉も無くなっていたのです。

不思議だ、誰か片付けたのかと友人と2人で話しているうちに、他の同級生が教室に入ってきはじめました。コックリさんをやっていた2人のクラスメイトはまだやってきませんでした。

私と友人はその男子2人に文句でも言おうかと思っておりましたが、彼らは登校して来ませんでした。

友人と何かあったのかななどと話していると、担任の先生まで教室にやって来てしまいました。
朝礼の時間になってしまったのですが、まだあの2人は来ていないのです。

朝礼で先生が言うには、2人の男子は体調不良で休みだという事が分かりました。

今、思い返してみると、あの日からあの男子2人は良く怪我をしたり、学校を体調不良で休む事も多くなっていました。
ただその時の私には、ただそれだけだったのです。特に意識もしていなかったのです。

その後はこれといって何事も無く月日は過ぎ、中学2年の夏休みのことです。
部活で学校に来ていると、昼から先生の用事で自主トレになりました。暇を持て余していた私達は、何故かコックリさんをやろうという事になってしまい、音楽室の楽器置き場で始める事になったのです。楽器置き場は薄暗く、独特の匂い、少し冷んやりとして、いかにもって場所でした。

私は白い紙にコックリさんを呼び出す儀式の準備をし、10円玉置きました。
3人でやっていましたが、全員、人差し指を10円玉に乗せ呪文を唱えると、10円玉は動き始め鳥居をくぐりました。(今、思い返すと非常に怖い事です)

鳥居をくぐり、さあ本番です。
1人1人自分が思いを寄せている女の子の事を聞いたり、3人の中で誰が1番早く結婚するかなどと今、思い返しても恥ずかしい内容でしたが、こっくりさんを進めていきました。

20分程経って質問も無くなって来たので、終わりの呪文を唱えた時です。

本来ならば、10円玉は鳥居に向かって動いていくはずなのに、あらぬ方向に向かっていったのです。

さ行、さ・し・す・せ・と動いたかと思うと、戻りだし、せ・す・し・で止まり、また動き始め。
な行、な・に・ぬ・ね
で止まりました、繋げると「し・ね」


私達はお互いの顔を見合わせましたが、恐怖におののいた友人の顔が。
1人は顔面蒼白、もう1人は身体がガタガタと震えていました。
その後も何度も終わりの呪文を唱え、16回目にやっとコックリさんが鳥居をくぐったのです。


私はこんな怖い思いをするとは思ってもいませんでした。
全員、とても疲れた様子でした。私達は3階の音楽室から1階へと階段を下りようとしていました。

が、突然、私は身体のバランスを失い12段~13段ある階段の真ん中辺りから転倒し、左足首を捻ってしまい、立ち上がると鉄の手摺の角に脇腹を強打したのです。

今日は、踏んだり蹴ったりの日だと思いながら自転車で自宅に帰りました。

家に帰り着き、自転車から下りて、左足を地面に付けた瞬間、激痛が走り見る見る腫れ上がり地面に倒れ込んでしまいました。
やっとの思いで家の中に入り、タクシーを呼び、近くの病院へ生き、レントゲンを取ってもらいました。
病院の先生とレントゲンを見ていると左足の甲の所が剥離骨折。
ギプスを巻く準備をしていると、左脇腹も痛みが有り、先生に訪ねるとまたレントゲンを取る事に。
レントゲンを確認すると、左肋骨の10番目が骨折していました。病院の先生に何をやってこんな事になるの?と聞かれ、コックリさんした後にこんな事になった!とは言えず、友人とふざけて階段から転けた、と答えていました。

ギプスを巻かれている最中、ふと時計に目をやると時刻は丁度pm4:00 ピッタリ!
それがなぜか16回呪文を唱えた数と関係しているのではないかと怖くてたまらなかった。

コックリさん。それはまだ世の中にあるのでしょうか。

時見