この物語は、シックスセンス管理人が今に至るまでを語るものです。
一番最初は、ココから
■トリップ
「ジャンパー」という映画をご存知でしょうか。
あの映画は、意識すれば、写真であれ何であれ、「ヒント」があれば、肉体ごとそこに瞬間移動し飛んでいけるという内容の映画です。あれは、映画なのですが、あるレベル、段階を超えた霊能力者には出来ることです。ただ、肉体はもちろん飛ぶことはできませんが。
実は、私が中学校の時に経験していた、陥っていた状態は、そんな感じのものでした。ただ、もちろんコントロールは出来ずに、いやコントロールするものなどとは知らずに、飛んでいました。一般的には、頭が飛んでいる!と表現されるのかもしれませんね。
その当時は、一度行ったことのある場所までの道のりが、ビューンと見えてくる。空間認識能力とでも表現するべきでしょうか。普通の人がどのように、目的地までの道のりを頭で描いているのか分かりませんが、とにかく、全く考えもしていないのに、違うビジョンがビューンと見えてくるのです。
どんな時にそうなってしまったのか。それは、あの時はリズムでした。催眠術などでも、目の前に紐で吊るしたコインを揺らしていますが、同じようなものです。鉄製のヤジロベエを、机の電気だけをつけて、部屋を真っ暗にし、その揺れを見ていると…飛ぶのです。
※今になり思い返せば、あのヤジロベエが原因でした。
幽体離脱している時の感覚とも違い、それは見つめているヤジロベエの情景と重なり合うように?脳みその違う部分で見えてくるものです。
※絶対に真似をして欲しくはありませんが、トリップする方法は実はリズムであり、リズムでは無いので書いても大丈夫かなと思い書きます。矛盾した表現ですが、どう表現して良いか分かりません。
さて、このトリップがどれほど快適かではなく、どれほどきつい代償を払うことになるのかを書くべきかもしれませんが、詳しくはまた今度にします。トリップをすると1秒は1秒ではなく、1秒は何時間にでもなりますが、トリップが終わると、激しい嘔吐感と脱力感、そして私の場合は髪の毛が抜けていました。頭の中にアドレナリンが充満する為か、意識が以上に敏感になり、寝ることも出来なくなる。望んでしていたことではありませんが、結果として、家族を失います。
つづく