この物語は、シックスセンス管理人が今に至るまでを語るものです。
一番最初は、ココから
■出会い①
福岡に生まれながら、なぜか熊本の地にずっと心惹かれていました。
大学を卒業し就職したベンチャーは、実質2ヶ月で倒産しましたが、あれは熊本とは逆の地、北九州であった為であったのか。今、そうだったのかと改めて思い、書いています。
急遽、再就職先を探し、東京、横浜を経由し、結局熊本の地の戻ったのは、26歳になった時でした。
考え事をしたくて、また時間もあり、東京からヒッチハイクで九州まで戻りました。あの時見た富士山は綺麗だった。
九州に戻り、熊本で仕事をするようになったある日、私は営業先のスーパーでシックスセンスの代表であり、私の師である方の奥さんと出会いました。
1、2分の会話であったと思います。
奥さんに呼ばれ、家までお伺いする事になりました。ほどなく、契約をして頂き帰ろうとすると、リビングにどっかりと座っていた師に「お茶でも飲んでいきなさい」と呼び止められました。
確か、師の第一声は、「面白いやつが来たので呼び止めたのだ」でした。
後から奥さんから聞いた話では、
「面白い人がスーパーにいて、あの子は絶対に、お弟子さんにして下さいって言うわよ」と、家に戻ってすぐに師に伝えたそうです。そうなのです、奥さんもまた能力者です。
この出会いが私にとって全ての始まりでした。
私は、師の話しに惹き付けられ、かなり長い時間、そこに座り、何杯も何杯もコーヒーを飲みました。
謎解きが始まったのです。
その日から、訳も無く引き付けられるように、師の家を毎日、訪れました。
営業所からは少し離れており、また受け持ちの区域は広かった為、その地域に行っては駄目な日でも、行っていました。
昼食用の弁当をコンビニで買い、そのお弁当を持って師の家に行きました。そしてまた何杯もコーヒーを飲んでいました。
そういえば、なぜか師がいない日でも、奥さんは私を受け入れてくれ、私も出かけてくるからお留守番をお願いと、頼まれた時もありましたね。
仕事が終わると、師の家に遊びに行き、お酒を飲ませて頂いていました。とても居心地の良い空間と、謎が解けていく喜びと、そして何よりも、幸せな家族という形を知りました。
こんな素晴しい人達もいるんだと…。
こんな素晴しい家族もあるんだと…。
出会えてから、2ヶ月間くらいほとんど毎日通いました。
つづく