自分には前世の記憶がある という方がいます。
確かに前世の記憶は存在しますし、はっきりと、これは前世の記憶だと認識できる方も 中にはいらっしゃるでしょう。
記憶としてハッキリ認識できなくても、
例えば……
なぜかわからないけど、ある国に惹かれてしょうがない……
行ったことはないのに、その国に懐かしさを感じる……
行ったことが無いその国の風景を見ると、何かしらの思いがこみ上げてくる……
また、意味も無く何かが無性に怖い……
あることを思ったり考えたりすると、無性に苦しくなる……
これらは前世の記憶に関係している場合が多々あります。
輪廻転生、いわゆる生まれ変わるには色々と複雑な条件が絡んできますが、その一つに今生での記憶というものがあります。
人間は死ぬと霊体になります。
別の言い方をすると、記憶と思いだけの存在となります。
輪廻転生の条件の一つとして、その記憶や思いがどんどん薄れていき、記憶が残り1%未満になった時に輪廻転生できるのです。
前世の記憶というのは、その残った1%未満の記憶なのです。
ちなみに、前世の記憶を100%覚えている人というのは存在しません。
また、仮に前世の記憶を全部覚えていたらそれはそれで大変でしょうし、今生で記憶する余裕が無くなってしまいますよね。
それから、
この世に強い未練を残した場合、強い恨みを持って死んだ場合などはその思いを忘れることができず、なかなか生まれ変わることができません。
その恨みの念が、いわゆる因縁となり、相手のところに執拗に付きまとうのです。
また、自殺した者は本当の地獄に落ちることになりますが、その後に輪廻転生することは……。
この世で生きるのがあまりにも辛い…… 死んで人生をリセットし、来世でもう一度やり直したい。
このように思う方もいるでしょう。
しかしそれは、霊界のシステム上、とても難しいことなのです。
お伝えできる事と、できない事があります。
できる事の中から、見えない世界の真実の一部をお伝えしました。