吾郎から母への手紙 | もうひと花咲かせます

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『妻が夫を捨てるとき』の花子と息子吾郎の
その後・・・のおはなし

お母さんへ

 

ぼくが生まれてから今日まで、いつも一緒にいてくれてありがとう。

振り返ってみると、様々なことがありすぎて語り尽くせません。

しかし、いつも隣にいてくれたのは、お母さんでした。とても感謝しています。

 

朝や夜は、おれの面倒を見て、昼は一生懸命働く。
休日はどこかに連れて行ってくれたり、野球の応援に来てくれたりと、
お母さんのパワフルさ、苦労、疲労などは想像できません。

本当に尊敬します。

できる限りゆっくり楽しんください。

 

これからは、お母さんの元を旅立つので、お腹が空いていたり、

眠たくなって機嫌が悪くなったりしても、誰も何もしてくれません。

そのような部分を克服して、立派な大人になれるように

目の前のことを頑張るので、お母さんの得意な生暖かい目で見守ってください。

これからもよろしくお願いします。

健康にも気を付けてください。

                            吾郎より