この記事は心臓の病気を患っていて酸素ボンベとともに生活している障害者目線で書いたものです。
難病患者や体の不自由な方、車椅子の方も黒部ダムへ行ってみたいなと思っていただけると嬉しいです。
また近くにこのような方がいらっしゃる健常者の方にも参考にしていただけると嬉しいです。


黒部ダム
地元だからいつでもいけるか~なんて思っていて1度も行ったことはなく…
お盆に急に黒部ダムに行きたいと思いつき、この時期じゃないと逆にもう行くことないんじゃないかと思って行ってきました。

黒部ダムの地元、富山県に私は住んでいるのですが今回は長野県側から行きました。

以前地元で見てもらっていた医師に標高2000m以上へ行くのはやめておいた方がいいと言われていたからです。
富山側から行った場合2,450m
長野側から行った場合1,470m
が標高の1番高いところになるので約1000mも違うのです!

酸素ボンベはライブに行くときと同様にリュックに入れて行きました。

朝7時に目的地の扇沢駅に着きたかったので、早朝4時過ぎ自宅を車で出発。
途中コンビニやPAなど寄りながら、富山市街地から3時間弱。
無事に7時に扇沢駅へ着きました。

詳しく書くと、お盆で混雑しており扇沢駅の駐車場は満車で、駅の数百メートル手前にある別の駐車場に誘導されました。

誘導されるほうへいくと、私の車に貼ってある車椅子マーク(国際シンボルマーク)のステッカーに気づいた誘導員に何か身体に都合悪い所があるかを聞かれました。
(もし声を掛けられなかったら駐車する前に誘導員に声をかけてみてください)

心臓の病気で酸素吸入をしていることを伝えると、駅の係員と連絡をとってくれて車のナンバーも連絡してもらいました。
その後ハザードランプを出しながら扇沢駅に向かうよう言われ、無事に扇沢駅まで車で行くことができました。

ちなみに扇沢駅には4台分の障害者用の駐車スペースがありました。公式HPの書き方ではそこが空いていなくてもどこか誘導してもらえるようでした。

そこへ駐車すると係員に声をかけられました。
車椅子の有無と貸出の車椅子が必要かを聞かれました。車椅子は使わないことを伝えました。
別ルートのエレベーターでバス乗り場まで向かうのでチケット購入後にまた自分に声をかけてほしいと言われました。

チケット購入は20分程並びました。
チケット購入の際、障害者手帳提示で本人と介助者1名の運賃が半額になります。
(特にここまでに声をかけられなかった方はチケット購入の際に身体のことを話して特別ルートで行きたいと申し出てみてください)

チケット購入後、先程の係員に声をかけると、この時間にエレベーター前に集合してくださいと言われました。

その間に、御手洗
行くのにまさかの階段
でも大丈夫!その横に階段なしの御手洗あります

係員との待ち合わせ時間になったら案内されてエレベーターに乗りました

そして電気バスに優先的に乗せてくれます

電気バスには優先席があります
通路挟んで反対側にも優先席がありました
立ち乗りも満員で出発です

バスを降りたら別ルートを案内されます
普通ルートは下りの階段があります

緩い下りトンネルです
ということは帰りは上り…車椅子押す方はここはちょっと頑張らないといけないかも…
ちなみにトンネル内は真夏日でも寒いくらいなので長袖の羽織を持っていくことをオススメします

トンネルを抜けると…
黒部ダムに到着でーす!

案内してくださった方とはここでお別れ。
右へ行ったら階段がない展望台にいけるよなどと行き方を教えてくれました。

御手洗はこのトンネルを抜けて右側にある黒部ダムレストハウスの右側に障害者用トイレがあります。黒部ダム案内所もここにあります。

そして、いよいよ展望台へ!
この続きは後編で!