先日、私達が最も信頼する主治ドクターの診察がありました。
特にこれと言って大きな体調の変化があったわけではないんですが、
色々と日常生活の報告を聞いてくださいました。
そして「1番苦労してるのは奥さんだよね」と言ってくださいました。
とても嬉しかったです。
何だか救われた気がしました。
こういうのを「介護家族のQOLケア」と言うんでしょうね。
※参考文献「家族介護は介護者の QOL を下げるか」
http://www.west-univ.com/library/2013/13_best3_6.pdf
医療も介護も、その専門職の人達は、
当事者の状態だけを判断の基準にしがちです。
でも例えば同じ「要介護5」だとしても
大家族で持ち家で暮らしてる人と
賃貸アパートでシングル介護の場合とでは
必要な医療や介護は大きく異なります。
もちろん、介護者が男性か女性かでも違います。
介護者の年齢によっても違うだろうし、
被介護者との関係性(親子か夫婦か)によっても違うでしょう。
また、家族に介護が必要になった時に受けるショック、
精神的な負担や、介護による心身の疲れ度合いなど、
介護者自身の健康が被介護者の医療や介護に大きく影響するのは
言うまでもありません。
なのにココが理解されないことが多いのです。
だから介護家庭内での事件が絶えないんでしょうね。
介護家族は、被介護者の環境の1部ではなく
第2の被介護者である、と私は思うのです。
介護家族にもケアが必要なんです。
私達の主治ドクターのように
「家族も含めてまるごと診察する」ような
そういう医療や介護がもっと広がって欲しいと思いました。
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