●10月27日

今日は、10年ぶりに歯科大学病院に行きました。
上前歯の特殊なブリッジが外れてかけてしまってるからです。

ここ数年は訪問歯科の治療を受けてたんですが、
このブリッジは全部で10本の歯をつなぐ特殊なものなので
作った病院に行ったほうが良いと言われました。

結果はぎりぎりセーフでした。

もう少し行くのが遅ければ、
ブリッジは作れなかった(=入れ歯)かも、と言われました。
(イヤ本当はもしかしたら今でもヤバイのかもしれませんが。)

入れ歯になってしまうと手入れの手間もさることながら、
上あごを覆われてしまうので嚥下的な心配があります。
もちろん構音障害への影響も気になります。


というわけで年内はしばらく通院になりそうです。ヤレヤレ。
でも、間に合って良かったです。







●11月9日

前回、型を取ってもらったので、
今日はいよいよブリッジを外し、虫歯を治療し、
仮歯を入れてもらいました。


とても腕の良い先生だというのが素人の私にも分かるくらい、
無駄の無い美しい動きの治療でした。
思わず「ブラックジャックみたいですね」と言ったら笑われました。














外されたブリッジには感慨深いものがありました。
10年以上カツの口の中で頑張ってくれて有難うと思いました。





回復期リハビリ病院で最初に歯の治療を開始して、
その後この歯科大学病院を紹介してもらい、
何とか入れ歯以外の方法でお願いしたいと無理を言い、
口腔リハビリのセンター長ドクターが知恵を絞って考えて下さいました。
(今日のドクターは後任のセンター長です。)

おかげでカツは、
自分の口で食べることをずっと続けることが出来ています。
ここ5年くらいは自分の手で箸を使って食べられるまでになりました。


初めてここに来た時は、まだ、でっかいハイバックの電動車イスで、
治療台に移るにも狭くて通れなくて苦労しましたが、
今日はすんなり(しかもかなり自力で)移乗することが出来ました。



僕の後ろに道は出来る、確かに出来る!と
高村光太郎の詩を思いました。


















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