先日、重訪ヘルパーさんと一緒に
歯科に行ったんですが、
診察台に移る時に、さっそく

勉強会で覚えた介護ベルトを使ってみました。





カツ(被介助者)ではなく、
私(介助者)が付けました。

もう、目からウロコ、感動的に楽チンでした!!!


今までが「漬け物石を動かしてる」感じだったとすれば
今回は「座布団1枚を動かしてる」くらいの感じでした。


重訪ヘルパーさんにもカツの移乗介助に挑戦してもらいましたが
「私はただ立ってるだけなのに移乗介助できて魔法みたい!」
と
介護ベルトの威力を実感してくれました。



この歯科は大学病院の口腔リハビリ科なので
車イスの患者さんも多いようで
センター長先生がとても興味を持って下さいました。

私は、先日聞いたばかりの「ノーリフト」の話や、
持ち上げない移乗がいかに重要かという受け売りを
「介護保険のレンタルを使えば月に数百円で
介護される側が楽になって介護する側も腰痛が防げるなら
安いもんですよね!」と熱く語ってきました。
センター長先生も
「これから、こういうモノがもっと必要になりますね。
施設の人達にも使って欲しいです。」と感心しておられました。





家に帰ってから少し「おさらい」をやりました。

介助者が自分の後方に体重を移動すると(赤い矢印)
介助される側のお尻が自然に上がるので(緑の矢印)

後は移乗する場所に向かって
横方向にほんの少し介助をするだけです。
「持ち上げる」は必要ありません。


自然に前傾をとれるから介助する方も楽だし
持つ場所があるので介助される方も安心だそうです。
ヘンな緊張がないので手足が突っ張りません。
なので力比べのような「引っ張りっこ」になりません。




ただ、自宅の場合は病院と違って靴をはいていないので、
介助者も被介助者も、足が滑らないように気をつけた方が良さそうです。

今後も時々レポートしていきたいと思います!






●今回使った介護ベルトはコチラです。(介護保険レンタル対応。)


こちらは月額約200円です。
http://www.zengozen.co.jp/?post_type=rental&p=2547
こちらでは150円。
http://www.you-plan.jp/rental/furekisi/furekisi.html



●その他、勉強会で教わった「移乗の手順」を付記しておきます。

1・ベッドから車イスへの移乗の場合、ベッドを車イスの座面より高くする。
(移乗は高い所から低い所へ←重力を利用する)

2・足をひく。(膝よりもお尻がわに←膝の角度が90度以下になるように=支持基底面に重心が入るように。)※下記の画像を参考に。

3・いったん浅く座る。(介護ベルトを持ってもらって介助者は後ろに動く。被介助者は膝を前に出すイメージで。)

4・足の位置を、移乗場所に近い方の足がやや前に出るように修正する。
(横方向にお尻が動きやすい。足がもつれにくい。)※下記の画像を参考に。

5・介助者と被介助者は密着しすぎない。
(被介助者の前傾をさまたげない。)



●参考画像
帰ってきたあおぞらブログ
https://ameblo.jp/konan-aozora/entry-10219387698.html
より、お借りしました。

※2・足をひく(支持基底面に重心が入るように)


※4・足の位置(回旋方向の足を前に出す)