心揺さぶられる詩に遭遇しました。
もともと子供達のために書かれたものなので
原文は全部ひら仮名なんですが、
敢えて漢字まじりに書き換えてみました。
私の言いたいことが全てココに集約されている気がします。


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私の『やめて』

国と国の喧嘩を戦争と言います
戦争は「僕が殺されないように先に殺すんだ」
という誰かの言い訳で始まります
戦争は人殺しの道具を売るお店を儲けさせます
戦争は始まると誰にも止められません

戦争は始めるのは簡単だけど終わるのは難しい
戦争は兵隊さんも お年寄りも 子供も苦しめます
戦争は手や足を千切り 心も引き裂きます

私の心は私のもの
誰かに操られたくない
私の命は私のもの
誰かの道具になりたくない

海が広いのは人を殺す基地を作るためじゃない
空が高いのは人を殺す飛行機が飛ぶためじゃない

ゲンコツで人を傷つけて偉そうに威張っているよりも
心を働かせて 傷つけられた人を励ましたい

学校で学ぶのは人殺しの道具を作るためじゃない
学校で学ぶのはお金儲けのためじゃない
学校で学ぶのは誰かの言いなりになるためじゃない

自分やみんなの命を大事にして
いつも好きなコトを考えたり お話したりしたい
でも戦争は それを邪魔するんだ

だから
戦争を始めようとする人達に
私は大きな声で「やめて」と言うんだ







「自由と平和のための京大有志の会」より

http://www.kyotounivfreedom.com/manifesto/forchildren/


戦争と平和を見つめる絵本
わたしの「やめて」

自由と平和のための京大有志の会 文 / 塚本 やすし 絵
朝日新聞出版


http://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=17357