介護保険料は、40歳以上の人であれば誰もが強制的に支払っていますよね?

でもこのままじゃ、もしあなたに介護が必要になったとしても

お金が無ければ充分な支援をうけられなくなってしまうかもしれません。

 

 

「混合介護は悲劇の始まり」

https://www.minnanokaigo.com/news/sakai/study16/

 

自分や自分の親などに介護が必要になった場合、介護サービスの提供者が見つからない可能性がどんどん高くなってきています。そこで大都市圏の介護事業者は、富裕層をターゲットとした経営にシフトしつつあります。

 

この悲劇の始まりは「混合介護」という形をしています。「混合介護」とは、介護保険が適用される介護サービスだけでなく、保険ではカバーされない全額自己負担の介護サービスが組み合わされて(同時に)提供されるというものです。

 

「混合介護」が解禁されれば、介護事業者の収益は大幅に改善されます。このとき、保険の効かない(介護保険外の)介護サービスを使わない要介護者(利用者)は、介護事業者にとって「儲からない顧客」ということになってしまいます。そうなると、介護サービスを受けられるのは富裕層だけということにもなりかねないのです。これに対して「社会福祉の理念に反している!」と怒りを述べたとしても、すでに手遅れです。

 

こうした介護の問題は、それでも世間からは注目されません。社会的弱者というのはマイノリティー(少数派)であり、マイノリティーというのは、多数決を前提とした民主主義社会では、社会が成熟していない限り救われることがありません。そして残念ですが、日本の民主主義、成熟しているとはとても言えない状況です。この行き着く先は、ハードランディングでしょう。それも、どこかの誰かのハードランディングではなく、自分自身のハードランディングを想像する必要があります。

 

 

 

そうは言われても、じゃあ、どうすればいいの?って思います。

なんでこんな厳しい状況が続くんでしょう。悲しくなります。