「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は新しい時代の青春映画 | 東京・品川区でWebマーケティングの阿部!

「ウルフ・オブ・ウォールストリート」は新しい時代の青春映画

証券会社の経営者であるディカプリオが、全社員に向かってスピーチする2つのシーンがとにかく圧巻。

このシーンを見るだけで金を払う価値は十分にある。

どうやって撮影したのか知らないけど、神懸かっている。

株式公開前に、社員にハッパをかけるシーン。
そして、引退表明のシーンです。

特に引退スピーチで明かされるシングルマザー創業社員とのエピソードなど、経営者ならではのストーリで、見るものの心を揺さぶらずにはおかない。

そのような豊かな人間関係に恵まれた者への羨望とともに。

(ちなみに原作では麻薬中毒患者の更生施設でのスピーチのシーンもあり、これも素晴らしい。)

いま公開中の映画「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を見終わって、このようなことを感じ、経営者必見と思いました。


この映画のジャンルは、明らかに青春映画でしょう。

後に妻となる美しい女性や、創業メンバーの仲間達が、主人公の人生を鮮やかに彩る。

パーティーでの全員の、弾けんばかりの笑顔。

経営者の、夢のようなシーン。
いくばくかの困難の乗り越えて、実現できた喜び。

その一方で、登場するFBI捜査官が、これだけイケていない映画も初めてなのでは?

Yahoo!映画のレビューを見ると、品が無いと切り捨てている意見も多い。

しかし、見る者に、自身の人生を考えさせるシーンが、散りばめられていると強く感じました。

71歳になるマーティン・スコセッシ監督が、ビジネス色の強い原作を、新しい時代の青春映画に仕立て上げた力量にも、ただただ感服しました。

ちなみに、原作は新しい時代のビジネス書としても興味深く読める。
公式ブログに書評を詳しく書いたのでご覧ください。
「ウルフ・オブ・ウォールストリート」原作は新しいタイプのビジネス書 >>