ことの始まりは、昨日の朝のことである。
相棒が新聞を片手に朝の挨拶も忘れ、話しかけてきた。
「管制官が寝坊して飛行機が、空中待機だってよ・・・」
「管制官ってなんだっけ?」(油屋)
「空港・・・」
「寝坊したの?代わりが、居らんかったんやで。
事員削減、企業努力の過剰勤務だったんとちゃうの?」(油屋)
「ギリシャの空港だよ・・」
相棒こっちを見ながらものすごい笑顔。
「・・・ちゃうで!!・・そりゃ~
絶対別件やわ~いちゃついてたんとちゃうの・・」(油屋)
「携帯の目覚まし機能が壊れてたんだって。」
「出た~!!あり得ない理由いう社会人。ぽっぽ~」(油屋)
ここで言い訳するつもりではないが
ギリシャ人とジュッパヒトカラゲで
民族批判をするつもりはないのである。
ギリシャ人の気質として、
我が愛すべき、彼らの人間臭い行いを
尊敬を込めて断言しただけである。
もー滅茶苦茶なことをものすごく平気で
大人の提言としてちゃんと形に正当化
してしまうのである。
そして、とどめの1言「エチ イネ・・」
(だからそーなのよ)でゆるーく締めて
しまうのである。
人間の日常生活全般も、政治も、愛情沙汰も
もーすべてそれなのである。
きっと犬や猫たちのアニマル界も同じであろう。
で、今朝のことである。午後近しと言ってもいいであろう。
相棒が新聞を読んでいた。
裏に回ってテレビ欄を見ると2日木曜日とあった。
「あれ~これ昨日の新聞やん。やん。」(油屋)
「うん?あん?・・・」
相棒が変な顔してカレンダーを見に行く。
「ややな~今日は2日やで・・」
「あっそうなん。・・」(油屋)
で、2人はそれぞれするべき事に集中していったのである。
が、が、思い出したのである。
がばっと時計を見ると11時とちょい。
「・・・・・・・・・・」(油屋)
「・・・・・・・やばい。かなり、やばい。」(油屋)
壁にかかっているカレンダーの赤い丸を見て
思いっきり思い出したのである。
赤丸の中には、8時 xx A氏。
今は11時とちょい。
「管制官や管制官になったんや~」(油屋)
これで2度目である。
すっぽかしのど忘れ+寝坊+A氏
ものすごい方程式である。
さらに強力なのは+2times.
慌ててA氏にCALL.
2度目なのである。
呼び出し音1回でA氏登場。
(早~?まさかまだ待ってるんじゃあ?が過るが・・・)
「すいません。今、起きました。
昨日徹夜で携帯の目覚まし3分のままにしてて・・」(油屋)
「ん~もう一回やるね。絶対。(響く笑い声)」(A氏)
いい人だ。実に寛大だ。
でもそれが結構こわい。
皆さん、どうかこれからは、管制官2号と呼んでください。