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昨日、ペダルのない
自転車が
川の中に
放り出されていた。

後、数メートルで
海だというのに。

乗っていた人間は
辿り着く前に
諦めてしまった
のであろう。

偉観に納得
出来たので
あろうか?

愛されなかった道に
愛されなかった自転車は
横たわるしか
ないのであろう。

この光景は、
この光景を
生み出した人間の
生き様そのもの
なのであろう。


川の水は
冷たいだろうに。

後、少しで
海というのに。


現実の中の光景は
時には、現実以上に
シビアに赤裸々である。


そして、それは
ある意味とても
美しいのである。

どう仕様もなく
寂しい空気を
吐き出すと共に。









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