クラブの公式HPには、ゲストは、シークレットとしか表示されていなかった。
秘密にしなければならないとは、一体、どんな大物ゲストなのか?はたまた、NUTSのコンピレーションに参加したアーティストが大挙して出演してしまうのか?ついつい、あれこれ想像してしまう。しかし、、「シークレット」になっていた理由が、「入稿遅れ」であることがイベントの数日前に、KOHEI JAPANのブログで明らかにされた。
だから、今日見に来た客は、ホンモノなのだと思う。
2008年 FG Nightのしめくくりのライブは
AFRA & The Incredible Beatbox Band
世界レベルのヒューマンビートボックス
なぜ世界レベルと呼べるかを、Wikipediaを使って解説すると、スペイン・バルセロナで開催された世界最大規模の音楽フェスティバル〈SONAR 2005〉のステージに出演経験があるからである。彼らも、アクトの最中に、「あれ、これ、スペインでは受けたんだけどな」などと、さりげなくアピールすることも忘れない。
引き続き引用すると、ヒューマンビートボックスとは人間の口でレコードのスクラッチ音や、ベース音などをリズムに載せて、音楽を作り上げるテクニックで、HIPHOP黎明期からまもなくして生まれた技術であるそうで、ドラムマシンやターンテーブルを買えない貧困層の人達が、ドラムの口真似でリズムを演奏し、それに合わせてラップをしたのが始まりと言われている、そうな。
和名、人間太鼓箱。と説明してある、あんまりだろう。
ボイスパーカッションとの区別の定義としては、ボイスパーカッションはドラムの音のみを表現すること、ビートボックスはドラムの音でリズムを刻みながら、スクラッチ・ベース・その他様々な音を織り混ぜながら音楽を創ることであるといえる。とある、ふうむ。
とにかく、私が初めてAFRA&The Incredible Beatbox生で見たのは、Spring Groove 2008で
大画面に映った彼等は、超人ハルクのような厚い胸板を上下させ
ありえない重低音を広大な会場に轟かせていた。
そんな3人組が渋谷Nutsのステージに立つ!ということは、
至近距離で 彼等の息遣いを 、空気の振動を感じることができるということで、
私も期待に、胸を(超人ハルクの様に?)膨らませ、渋谷NUTSへと出掛けたのであった。
DJタイムが終了して
サイドMCが「今日のゲストに、ターンテーブルはいらない」
と、紹介すると、AFRA & The Incredible Beatbox Band が登場
最初の一曲は名刺代わりに、"THEME OF I.B.B."
至近距離で聴くビートボックスに、驚嘆 というより 唖然 とする。
使っていないDJブースには、盟友のDJ大自然氏とオーガナイザーのRock-tee氏が陣取り、
Rock-tee氏にいたっては「ほお~」といった表情で口を開けたまま、後ろから彼らを見つめ続けている。
そして
実は彼らの真骨頂は、 「じゃあ、ソロで」 と ひとりひとりがソロでパフォーマンスを始めてからだったのであった。
三人でプレイするより、ひとりでのプレイの方が、音は単調になる筈だ と思うのが、人情(?)というものではないでしょうか?
し か し
「なにか、張り合ってるんスか?あなた方」
と問いただしたくなるくらい、ひとりでのプレイが、なんていうか、もうあり得ない
口の前からマイクを外し、喉の音をマイクでひろったり
3人でやってる時よりずっと複雑なビートをそれぞれソロで披露
ひとりがプレイしている間 他の二人は、水を飲んだり、Tシャツをパタパタさせてくつろいだりしているのだけれど
それが
「きっと、あれは、ひとりでプレイしているように見せて、実は腹話術みたいに、口を動かさずに音を出しているに違いないっ、いっこく堂なんだあいつら、あの、Tシャツパタパタは、小芝居だ小芝居っ!」
等と、どんどん妄想が膨らむ程、予想不能な事態が展開
演じている彼ら自身の周囲を音がサラウンド効果の様に巡っているのがわかる。
いったい何をどうすると、そんなイリュージョンが起こるのか?
客も、手を振って盛り上げる、という状況ではなく
「ふぇ~」とか「お~」という呻き声ともつかぬ、どよめきだけが響くダンスフロアである。
まるで歌舞伎ファンが贔屓の役者に声をかけるようにいいタイミングで、フロアから「スゲー」と声がかかる。
AFRA 氏が、「俺達のDVDが出ていて、これには、な、なんと、イメージビデオがついています、え~、実はベトナムで撮影したもので、」等とあのとぼけた口調で 喋り始めると、すかさず、メンバーが、「なんでイメージビデオやねんっ」 と、ツッコむという
渋谷のヒップホップの殿堂においても彼らは関西ノリを崩さないのである。
実は、それは(当然)イメージビデオではなく、
ヒューマンビートボックス講座初級編が収められた彼らのDVDが発売されているのだと説明され、
絶対できないとわかっているのに、
「そのビートボックス初級者講座で学びたい」と一瞬本気で思った自分をコワいと思ったのでありました。
そして最後に、Spring Groove2008でも披露された恒例の「車でのお帰り」
ドアを開く音から始まって、シートベルトをつける音
エンジン音から察するにアメ車であるらしい(?)
そして、これまた恒例の 大クラッシュ
そのクラッシュ音に被せて 、後ろに控えたDJが、すがさず、いいタイミングで曲をかけて終わる。 これぞクラブ遊びの醍醐味である。
今日はここに遊びに来られて良かった。KOHEI JAPANのブログを読んでいて良かったと、心底思った一瞬でした。
AFRA & The Incredible Beatbox Bandで、最初のフレーズを歌って、DJに感謝の言葉をかけて退場
しばらく、ちょっとバーコーナーでライブの余韻に浸ったりしたのであった
♪♪♪♪♪
FG Nightとは 毎月第三金曜日深夜 渋谷NUTSにて、FUNKY GRAMMAR Crew(Rhymester KREVA等)によって主催されているイベント
秘密にしなければならないとは、一体、どんな大物ゲストなのか?はたまた、NUTSのコンピレーションに参加したアーティストが大挙して出演してしまうのか?ついつい、あれこれ想像してしまう。しかし、、「シークレット」になっていた理由が、「入稿遅れ」であることがイベントの数日前に、KOHEI JAPANのブログで明らかにされた。
だから、今日見に来た客は、ホンモノなのだと思う。
2008年 FG Nightのしめくくりのライブは
AFRA & The Incredible Beatbox Band
世界レベルのヒューマンビートボックス
なぜ世界レベルと呼べるかを、Wikipediaを使って解説すると、スペイン・バルセロナで開催された世界最大規模の音楽フェスティバル〈SONAR 2005〉のステージに出演経験があるからである。彼らも、アクトの最中に、「あれ、これ、スペインでは受けたんだけどな」などと、さりげなくアピールすることも忘れない。
引き続き引用すると、ヒューマンビートボックスとは人間の口でレコードのスクラッチ音や、ベース音などをリズムに載せて、音楽を作り上げるテクニックで、HIPHOP黎明期からまもなくして生まれた技術であるそうで、ドラムマシンやターンテーブルを買えない貧困層の人達が、ドラムの口真似でリズムを演奏し、それに合わせてラップをしたのが始まりと言われている、そうな。
和名、人間太鼓箱。と説明してある、あんまりだろう。
ボイスパーカッションとの区別の定義としては、ボイスパーカッションはドラムの音のみを表現すること、ビートボックスはドラムの音でリズムを刻みながら、スクラッチ・ベース・その他様々な音を織り混ぜながら音楽を創ることであるといえる。とある、ふうむ。
とにかく、私が初めてAFRA&The Incredible Beatbox生で見たのは、Spring Groove 2008で
大画面に映った彼等は、超人ハルクのような厚い胸板を上下させ
ありえない重低音を広大な会場に轟かせていた。
そんな3人組が渋谷Nutsのステージに立つ!ということは、
至近距離で 彼等の息遣いを 、空気の振動を感じることができるということで、
私も期待に、胸を(超人ハルクの様に?)膨らませ、渋谷NUTSへと出掛けたのであった。
DJタイムが終了して
サイドMCが「今日のゲストに、ターンテーブルはいらない」
と、紹介すると、AFRA & The Incredible Beatbox Band が登場
最初の一曲は名刺代わりに、"THEME OF I.B.B."
至近距離で聴くビートボックスに、驚嘆 というより 唖然 とする。
使っていないDJブースには、盟友のDJ大自然氏とオーガナイザーのRock-tee氏が陣取り、
Rock-tee氏にいたっては「ほお~」といった表情で口を開けたまま、後ろから彼らを見つめ続けている。
そして
実は彼らの真骨頂は、 「じゃあ、ソロで」 と ひとりひとりがソロでパフォーマンスを始めてからだったのであった。
三人でプレイするより、ひとりでのプレイの方が、音は単調になる筈だ と思うのが、人情(?)というものではないでしょうか?
し か し
「なにか、張り合ってるんスか?あなた方」
と問いただしたくなるくらい、ひとりでのプレイが、なんていうか、もうあり得ない
口の前からマイクを外し、喉の音をマイクでひろったり
3人でやってる時よりずっと複雑なビートをそれぞれソロで披露
ひとりがプレイしている間 他の二人は、水を飲んだり、Tシャツをパタパタさせてくつろいだりしているのだけれど
それが
「きっと、あれは、ひとりでプレイしているように見せて、実は腹話術みたいに、口を動かさずに音を出しているに違いないっ、いっこく堂なんだあいつら、あの、Tシャツパタパタは、小芝居だ小芝居っ!」
等と、どんどん妄想が膨らむ程、予想不能な事態が展開
演じている彼ら自身の周囲を音がサラウンド効果の様に巡っているのがわかる。
いったい何をどうすると、そんなイリュージョンが起こるのか?
客も、手を振って盛り上げる、という状況ではなく
「ふぇ~」とか「お~」という呻き声ともつかぬ、どよめきだけが響くダンスフロアである。
まるで歌舞伎ファンが贔屓の役者に声をかけるようにいいタイミングで、フロアから「スゲー」と声がかかる。
AFRA 氏が、「俺達のDVDが出ていて、これには、な、なんと、イメージビデオがついています、え~、実はベトナムで撮影したもので、」等とあのとぼけた口調で 喋り始めると、すかさず、メンバーが、「なんでイメージビデオやねんっ」 と、ツッコむという
渋谷のヒップホップの殿堂においても彼らは関西ノリを崩さないのである。
実は、それは(当然)イメージビデオではなく、
ヒューマンビートボックス講座初級編が収められた彼らのDVDが発売されているのだと説明され、
絶対できないとわかっているのに、
「そのビートボックス初級者講座で学びたい」と一瞬本気で思った自分をコワいと思ったのでありました。
そして最後に、Spring Groove2008でも披露された恒例の「車でのお帰り」
ドアを開く音から始まって、シートベルトをつける音
エンジン音から察するにアメ車であるらしい(?)
そして、これまた恒例の 大クラッシュ
そのクラッシュ音に被せて 、後ろに控えたDJが、すがさず、いいタイミングで曲をかけて終わる。 これぞクラブ遊びの醍醐味である。
今日はここに遊びに来られて良かった。KOHEI JAPANのブログを読んでいて良かったと、心底思った一瞬でした。
AFRA & The Incredible Beatbox Bandで、最初のフレーズを歌って、DJに感謝の言葉をかけて退場
しばらく、ちょっとバーコーナーでライブの余韻に浸ったりしたのであった
♪♪♪♪♪
FG Nightとは 毎月第三金曜日深夜 渋谷NUTSにて、FUNKY GRAMMAR Crew(Rhymester KREVA等)によって主催されているイベント