2023年8月、
トルコ・シリア大震災の最大被災地である、ハタイ県の首都、Antakyaを訪ねたとき、
私は 地元の人達に本当に温かく迎え入れていただきました。
本当は事前に
Antakyaをへ支援物資や子供達への勉強道具を送りたいと思っていたけれど、
自分の力不足で叶えることができませんでした。
それでも 現地入りでき、
被災地で頑張って生きている人達は
なんの事前準備もなく、
とにかく身一つでやってきた私を
心から歓迎してくださったのでした。
アンタクヤはシリアとの国境沿いの街なので、
大地震によって変わり果ててしまったその街になお、
難民となって、シリアから脱出をしてくる多くの人達がいました。
自分の身一つで挑んだ、Antakyaの地にて
被災地の子供達と、シリア難民の子供達に青空教室を開くことができ、
日本の折り紙、紙風船の作り方をマスターした子供達が見せてくれた笑顔は
この世界での最高の贈り物でした。
想像を絶するような過酷な状況を生き抜いている子供達が見せる笑顔は
その笑顔自体が奇跡!!
であるように私には思えたのです。
そして
近年 またよく思い出すようになっているのが、
私が25歳から26歳のときにいた ペルーの孤児院時代のこと。
とあるお昼ご飯のとき、
一緒にご飯を食べていた 10歳前後のこどもたち10人ほどに
「君たちは、幸せ?」
と聞きます。
すると
「うん、とっても幸せ!!」
と なんの躊躇もなく、「ぼくは 今幸せ!!」って 当たり前のように答えてくれます。
「えっ、そうなの? みんな、パパやママと一緒に暮らせてないし、
自由もそんなにないし、色々と大変だと思うけど・・・」
「なぜ、幸せなの?」
私のこの最後の質問に対して
一人の女の子が
顔いっぱいの笑顔で
私の目をまっすぐみながら
「だって、今 サトミが私たちと一緒に居るから!!」
私は
幸せというものがどういうものなのか?
幸せって何なのか?
幸せという言葉の意味が全く分かっていなかったのです。
そんな長年の私の問いに対する答えを
ペルーの孤児院の10歳の子供達が
なんともあっさりと
本当に当たり前のこと過ぎ!って感じで
私にその答えを教えてくれました。
「人は 誰かと共に在るということだけで幸せであれるということ」
「自分は 存在しているだけでいい」
ということで、
今回の能登半島大地震の被災地訪問も
私は 現地に行って、
大変な状況にある人達に会い、
話を聞いてこよう。
という思いで来ています。
私の武器は 行動力と機動力。
行動力と機動力は私の数少ない長所。
せっかく機動力のある私なので、
さとみ号(車)もあることだし、
トイレットペーパーなど生活必需品をたくさん詰め込んで、
プラス、
メッセージ性の高いキットカットチョコレートの袋も添えて、
お家を訪問しよう!!と思ったのです。
(キットカットチョコレートは 毎年受験生諸君に応援メッセージを添えて配るのだけれど、
これは 被災地のみなさんにも いい!!って思ったので大量買いしてきました。^^)
何か渡せるものがあった方が、
「こんにちは〜! トイレットペーパーをお届けにきました〜!」
って言いながら訪問できるので、
お家を訪ねるきっかけになれます。^^
なので 震災直後は 孤立してしまった珠洲市の海沿いの村々や
能登町と輪島市の間の山間にある小さな集落を訪ねています。