「Story Teller(Terror) 朗読・怪談 ~嫌~」御視聴、有り難うございました。
3回目となる今回は専務こと高坂篤志君を新メンバーに迎え、短編集という形でお送りいたしました。
このご時世とはいえ、多くのイベントや朗読劇がライブ配信される中、「怪談朗読」を選び、視聴して下さいましたことに心より、厚く御礼を申し上げます。
本来は会場で、文字通り生の熱量をお届けしたかったのが本音ではありますが、少しでも同じ時間を愉しく共有できたのなら有り難い限りです。
そしてソワレの冒頭から音声障害、中断と皆様をお待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
ライブ配信での朗読劇というまだジャンル自体が手探りで動いてる中とは言え、やはり不手際をお見せする理由にはなりませんね。
コロナの状況にもよりますが、今後こうした形がしばらく主流になることが予想されます。
ハード面でもソフト面でもまだまだ改善していくところがありますね。
演じる側でも良い体験、勉強の機会となりました。
配信ではアップで抜かれるので演じてる時の表情だけでなく、演じ終わった直後の「切り替える間」までも結構はっきり見られてしまうという点。
マチネのゲネ直後に演出の荻野さんから「みんな台詞のあと素に戻る瞬間がけっこうあからさま」と指摘され、マジかと。
配信ならねばのところだなぁと妙に感動したのを覚えております。
3回目にしてショートオムニバス16本。
お聴き下さいました皆様それぞれにお気に入り(?)のエピソードが見つかれば嬉しいなと。
しかし、演じる側としては想像以上にハードな仕様でした。
アフタートークでもありましたが16種類の異なるピークを短いスパンで切り替える作業はかなり難しい。
前2回が長距離ドライブの難しさなら今回は都内(渋谷ー丸の内)といったところでしょうか?(笑)
台本を頂いた時も大変だなぁとは思いましたがここまで体力を削られるとは・・・役者は体力や・・・。
今回も若い衆に混ざらせてもらいましたが、みんな上手いな~とひたすら感心しておりました。
稽古の事情もあって、通し稽古ができたのはマチネが1回だけでソワレは本番前のリハという^^;
そして「二人の青年」「手首の傷」を聴くのは実はリハが初めてでした。
それもあってかこの2本はけっこう好きな話です。
高坂くんのお芝居は本当に飾らない素直な台詞回し。緩急のつけ方が上手く、聴き手のことをすごく考えてるのが伝わってきました。
事務所がってわけじゃないけど、ちょっと藤原さんを思い出してました。
彼はもっと知られるべき、ってのが本音です。
のがみんもいつの間にか老けの引き出し作ってるし。
「オチョバイ様」の語りはあれ稽古じゃやってませんからね(笑)
今まで聞いたことのないアプローチだったから新鮮でした。
リハで聴きながらなんか勝手に感慨に浸っておりました。(だからゲネで噛みまくってたわけじゃないですよ念のため)
は・・・すごいね。
器用に走らず、もっともっとストレートを磨けば勝手に上がっていくんだろうな~と。
みんなどんどん上手くなってくので置いていかれないようおじさんももっとガンバらないとね。
このご時世、掛け合いはもとよりこうして複数のお芝居とガチで触れ合う機会が減ってるのもあってかとても愉しかったです。
4人で掛け合った「虫の声」と「ドライブ」は特に。その分疲れたけど(笑)
個人的に好きな(嫌な)話は「フリマアプリ」と「祐ちゃん」。
映像を容易に想起させる音がとても秀逸で、これぞ音声作品ならではの恐怖だなと。
余談ですが「同居人」で演じた先輩はあの本番が初出しです。
稽古で色々やりましたが全部荻野さんに「本番でやらなければいいです」と真っ二つにされました。
ちなみにゲネの時は平泉成さんでした。
つ、次こそは・・・!
次回は年明け早々の三大怨霊に参加予定です。
割とガチなのが題材だけに、今から本番で何が起こるかドキドキしております。
もう本番で色々(怪我とかじゃない奴)起きていいから生でお届けしたい、それが切なる願いです。
その時は、ご都合もあるでしょうが是非遊びに来てくださいね。もちろん配信になった時も。
それまでコロナ、熱中症、その他もろもろに負けず、壮健でありますよう。
ではでは~。