サイコ、最高~。
今晩は。大町君に昭和の駄洒落を言わせた男、加藤です。
ここ数日てんやわんだったのですが、ようやく時間ができたので。
改めまして、「Story Teller 朗読劇・サイコ」、ご観覧頂き誠に有り難うございました。
挨拶でも申し上げましたがこのご時世、こうして皆様の前で直接演じることができて本当に幸せでした。
前回の「嫌」、別件ですが「羊達の標本」も配信という形でお送りしました。
配信という形もまた色々な面白さや可能性がありましたが、やはり直接お客様を前にして演じるのは高揚感が違います。
ソワレで喉が飛びましたがそれくらい皆様からパワーを頂いてたんだなと、反省も含め振り返っております。
舞台袖からステージに上がった時にお客さんの気配(仕切りの関係でこちらからはほとんど見えない)があった時の興奮と緊張感が一気に押し寄せてくる感じはああいうライブならではですね。
まぁそんな中、マチネのど頭で登壇する際、思いっきり蹴つまづいてました。
リハの時に専務と「隙間があるから気を付けないとね」と言ってたのにあのザマですよ。
全身冷や汗で、でも平静を装って座ってましたがメイクさんにはバッチリ見られてました。
「すごいです!何事もなかったようにスっと座ってました!」 やかましいわ(笑)
今回がいませんでしたが、その代わりに永塚拓馬君、大町知広君をお迎えしてお送りすることになりました。
ぶっちゃけ後味の悪さは「嫌」より嫌だという、まさに「人間が一番恐ろしい系」。
4本とも違う切り口になってましたが、皆さんはどれが印象に残ったでしょうか?
個人的に好きなのはスプラッターホラーの映画にも似た雰囲気の「愛しのハリー」ですね~。
「SOW」や「ホステル」を彷彿とさせる展開に、「THE FOG」を思わせる王道のラスト。
映像としてどんなカット割りにするか想像する楽しみも合わさってとても好みなお話でした。
のがみんが本当に良かった。稽古の時に最高の一言が出ちゃって、それに縛られないか心配だったけどそんなことは全くなく。
すげえなぁ、どんどん上手くなってるなぁと。
舞台を観られなかった方々はCDをお楽しみに。
あと欲をいえば安藤は留守電の時に殺されたかった・・・(笑)
今回もまた若い人の感性にひたすら舌を巻くことに。
もうMVPは何と言っても永塚君でしょう。
4本のエピソードでフル回転。役柄年齢の上下に加えひたすら叫び続けるという・・・。
ちょろっとしか叫んでないのに喉を飛ばした自分が恥ずかしい・・・。
「新しいお家」で絡んでましたが、もうほんとに子供なんですよねぇ。
声もそうなんでしょうが叫びも子供なのが凄い。まぁセンスってやつなんだろうなと。
こちらとしてはめちゃめちゃ芝居が楽に出来たのでありがたい限りでした。
大町君は所謂「語り部」という役どころ。
まさにstory tellerなんですが、こういう「役であって役とも違う役」という謎かけみたいなポジションは本当に難しい。
マチネは随分緊張してましたが、ソワレでは吹っ切れたのかノリノリでやってましたね。
あれは聴いてるこっちも楽しくなってくるくらい良かった。
後半のテンポが格段に良くなったのは大町君のおかげですね。さすが賢プロ(笑)
のがみんと専務はもう安定というか全幅の信頼をおいてますので。
「一番のファン」冒頭での二人のやりとりはまさにお手本。
養成所の子達に聴かせてあげたかった。
あのやり取りだけで
・中条が継続した「不快になる行為」を受けている
・それは直接的に生命、身体の危機にあたるものではない
・それは小泉も認知しており、両者の危機感は共有できてる
が成立してるんです。
これ結構難しい。
そういう難しさを本番でパリッと決めるあたりがさすがだな~と感動してました。
自分も良い刺激を受けました。日々是勉強ですな。
次回は12月20日の「朗読・ギフト」に参加予定となっております。
とてもホッコリするお話です。
何故か、のがみんも専務ももいないので僕がアウェー感満載ですが。
ここ最近の殺伐としたお話で荒みきった心と身体を浄化してきます(笑)
目指せきれいなジャ〇アン。
それでは~。