主治医からの退院の説明を、父と母と私で聞きました
もう今日は私は何も言わないと決めていました
退院も決まったし、ことを荒立てたくないと思っていたからです
本当はもう主治医と顔も合わせたくもないし、
退院の説明だけなら父だけでも充分じゃないかなとも思っていました
ただ母に父だけじゃ何を言い出すか不安なので
どうしても私に来て欲しいと頼まれたから聞くことにしました
主治医『良かったね。退院していいよ!
シャントの管の詰まりが取れたみたいやなぁ
あれ(再手術の説明)から、背中のバルブの部分をいっぱい
押してたからそれが効いたんちゃうか
圧はいっぱいいっぱいまで上ってるんやけど問題ないやろう
CTの結果も良いみたいやしな』
私『そうなんですか。それは良かったです。ありがとうございました』
続けて父が大きな声で深々と頭をさげてお礼を言いました
主治医『いつもお母さんが退院したい、退院したいって
言ってましたから!・・・ね!良かったね!○○さん(母)!』
と言って母を見ました
母は目をキラキラさせて嬉しそうな顔をしています
『外を歩いていいの?買い物とかも?仕事も?
ダンスとか体操とかもいいのん?自転車は?』
(母は倒れるまで仕事も社交ダンスも体操教室も行ってました)
(しかし、どんだけ言うねんっっ!)
主治医『ええよ!何でも!歩いたり、買い物したり、体操したり、
ダンスしたりしても良いよ!徐々にやけどな・・・
その方がリハビリになって早く良くなるわ!』
母『そう♪良かったぁ~』
ですが、父はリハビリのことを気にしていて、この病院のリハビリに
通わせようと思っていたので、難しい顔をしていました
私は母の様子を見ていてリハビリセンターに
通わなくても自宅でのリハビリで充分だと思っていたので
何も言いませんでした
それにこの病院にはもう任せられないなと思っていたからです
続けて主治医が
『あと・・・残りの未破裂脳動脈瘤の手術ですが
出来れば年内か年明け位にしようと思ってますので!』
と言いました
母の顔はいっきに曇りました
『絶対、手術せなあかんの?
頭の左側がずっとしびれて重いのはそのせいなん?』
主治医『いや、それは関係ない
それは前の手術の時の出血が頭の中に溜まってるからや
だんだん体内に吸収されて小さくなっていくから大丈夫や!
長かったら半年、1年かかるもんやからな』
『そっかぁ』一瞬、安心した顔をしたが、手術のことを
思い出し、母はまた暗い顔をしました
私はそんな母の様子を見ながら、何も言わず
じっと黙っていました
主治医は『それまで通院という事で、最初は2週間後に
予約入れますので外来で来てください!
じゃ!頑張って下さい!』ということで話は終わりました
私は『本当に今まで大変ありがとうございました』と笑顔で伝えました
心の中で、残ってる未破裂脳動脈瘤の手術は
ここではさせないよ~ん!と思いながら
そして、母は無事に退院することが出来ました
今現在、母は順調に回復しております
完
長い間、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました
また、退院後の母の様子、セカンドオピニオンの事など
いろいろ問題はありますが・・・随時、載せていきたいと思います
ま、もうすでにいろいろあったんですがね
ここからは家族の中の問題になってきますので
載せるかどうかは考えながらいきたいと思います
また愚痴るかもしれませんが、どうか暖かい目で
今後共、よろしくお願い致します