こんなタイトルだからって、もちろんレイプされたわけじゃありません。ご安心を。今日は(この日は。)体調が優れないせいか、神経が非常に過敏で。



いやあ、ずいぶん立派なうんこが出てさぞ気持ちよかっただろうなあ~!」



05秒くらいは思いましたが、やはり道端の人糞はどうにも許せません。スチトテンセ(スチトト人)の中にボロ(酔っ払い)がいることが許せません。観光地として綺麗に整備された石畳の上に、トイレットペーパーとうんこがもりっとしてあるのが、もう嫌です。吐きそうです。ごみ精神、断固反対。スチトテンセのボロは、日中から野糞ならず、道糞。しかも美しい教会や図書館のすぐ近くですよ。やめてください。場所を選ばない、排泄。





昔、ライフセーバーの資格を取ったことがあります。もう今は無効なのですが、最後の講習の時に、コーチが言った言葉が忘れられません。





「これから海に行くことが当然あると思いますが、海で遊ばせてもらったら、ごみを残して帰ったりは絶対にしないでください。少し露骨で失礼ですが、そう言うのを『海レイプ』と言うんです。海で気持ちよくさせてもらったなら、ちゃんとケアしてあげてください。大切なパートナーにセックスの後もきちんと愛情を注ぐように。海レイプは絶対やめてください。」





大体、私もこんな性格だからモノの扱いが悪いです。周りの人のことももっと大切にできると思います。だから、何に対しても感謝の気持ちを持ってていねいに接する人を尊敬しているし、憧れています。やっぱりモノを大切に扱っている人は人にも優しいし、そうゆう人はどんな対象に対しても、どんな形であれレイプなんてしないと思うので。





エルサルバドルでは酔っ払いや野糞に限らず、大勢の人々が無機物有機物構わずごみをぽいぽい道や山や川や泉に捨てていきます。レジャーの後も同じ。当然地球に還らないから、透明なペットボトルは車に何度も踏み潰されて、黄土色になっていくんですね。地球レイプが常識になっています。ちなみに、この国の男性たちの大部分は恋愛をして、たとえ子供が生まれたとしても結婚はしません。責任を負うのが嫌なんだそうです。





ところで配属先の市役所が、2月にスチトラン湖にある島で、「恋人たちの祭」を初めて開催します。(明日は、私がラジオカフェでちょっとだけ番組を作ったからということで、そのCMを収録することになっています。どうしよーう!!)今日は、仲間の男の子達が島に掃除に行ってきました。聞いてみると沢山のごみで、特にペットボトルがいっぱいだったそう。この祭りは、カップル達を対象にして、ロマンティックなムードでいっぱいにする予定だけれど、急遽、「パートナーを大切にするようにこのスチトトの自然も大切に。ごみをゴミ箱に捨てていってくださいね」っていうフレーズをフライヤーに追加してもらおうかと考えています。明日提案してみようっと。






それにしても、エルサルバドルのごみ問題のこと、他人事じゃないと思うんですよね。だって先進国の政府や企業の中には、自分の利潤ばかり追求して本当のことや、他の人のことや地球のことを考えてなかったりするグループがいっぱいあるから。先進国のごみは道端のうんこみたいに目に見えやすくはないけれど、その悪影響は相当強いじゃないですか・・。





レイプ、反対。



大切な地球、大切な街、大切な人。ずっとそばにいてもらいたいから、ケアしながら一緒に生きていきましょうよ。大切にされなかったら、何でも誰でも、いつかはあなたのそばからいなくなるよ。本当の意味で人を大切にできない人には想像力が欠けているんだと思う。



そういえば、レイプって、どこでも誰でもいいから気持ちよくなりたいっていう、吟味とか選択というステップを抜かしてしまった行為ですよね。だから大切にしないんでしょ。選択する人生、賛成。自分で考えて、大切なものを選ぼう。大切な人を選ぼう。そして大切に寄り添おう。お気に入りのものは、大切にするものでしょ。





でも。ここの青年達は「選ぶ」ことができません。情報も選択肢もないから。ある先輩の言葉です。





「お金の無い家の子は、夢を描ける環境じゃないんだよね・・。アメリカ合衆国に密入国するか、農業をするかしかないんだもん。」





これが現実。早く、彼らの役に立てるシステムを作ることができればいいなあと思います。





なんだか道端のうんこを通して、全てを悟ってしまったような錯覚に陥っています。思い出すだけでまだ気持ち悪いけれど。2年間でスチトトからうんことごみを消し去りたいです。そして皆がいっぱいエスペランサ(希望)を描ける本当にすてきな街にできたらいいな。


とりとめないけど・・病気になるってすごいなあ・・。とにかく、うんこを道端にしちゃうことと、ごみをぽいぽいしちゃうことと、パートナーを大切にできないこと、地球を汚しちゃうこと、自分のお金や楽しみのことしか考えられないこと・・。全部原因は同じ、人の悲しいココロなんだって、思ったんです。