おばあちゃん家 | たいせつなもの -今・未来・ナース-

たいせつなもの -今・未来・ナース-

今を大切に、未来に向けて。

今日は、あたしがナース2年目の時にケーススタディで、入院中から退院後までずっと関わらせていただいた患者さんのおうちに久しぶりにお邪魔してきました。

患者さんであったおじいちゃんは秋頃にお亡くなりになって、それ以降バタバタと月日は過ぎていったと言うおばあちゃんは、49日過ぎた時にやっと実感して涙が出たんやて。

おばあちゃんは、片道1時間の距離を、バスに乗って毎日病院にやって来て、おじいちゃんの傍に付いてみえて。

77歳になるおばあちゃん、ADL全介助、JCS20のおじいちゃんを、どうしても家に連れて帰るって、体交とか経管栄養とか、全部取得して、車椅子にも乗せてあげたいからって体重70キロもあるおじいちゃんを車椅子に移乗する練習もして、最高の笑顔で帰って行ったん。

スタッフや主治医が心配する中、おじいちゃんと一緒に帰って行かれた。

それから何回か自宅へもお邪魔して、訪問看護や入浴サービスを利用しながら、介護を頑張ってるおばあちゃんを見てきました。


おじいちゃんがお亡くなりになったて聞いてから、あたしは今日初めて御仏壇に手をあわせることが出来てんけど、おばあちゃんはなんだか淋しそうで、ちょっと見ん間にすごく老けた気がした。

夫婦って…
ものすごい愛情を感じた。

それが恋愛感情で無くても
長年沿い続けた情であっても
夫婦としていろいろな出来事や想いから築かれたものであるならば、やっぱり結婚て素晴らしいものやね。

こゆう仕事をしてると
色んな家族の形を見ます。

綺麗な形ばっかりじゃなくて、ゾッとするよなことも多々あったりで。でも、家族は、やっぱり絶対に欲しい。

話はズレたけど、何故かいつもほんとにおばあちゃん家に行ったような気がする。ほかほかするし、なんだか居心地がいいし。たまにピシッとするよな言葉もかかるけれど、また来るねって自然に出る言葉。あたしの2つ目のおばあちゃん家。

おばあちゃん、長生きしてね。