愛犬との別れ... | HHT

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遺伝性出血性毛細血管拡張症
オスラー病
Hereditary Hemorrhagic Telangiectasia

愛犬を亡くして...


まだ、深い悲しみから脱せないでいます。


昨年、父を亡くした時より辛いです。

父の死の場合は、我がままで家族に迷惑ををかけっ放しで生きた父だったので、父の人生に責任を感じることはなかったのですが...


愛犬の死は、彼女(柴犬の雌)の人生(犬生?)を考えてしまします。


ペットショップから、我が家へやってきて彼女は幸せだったのか?

なぜ、もっと早く身体の異変に気が付いてあげられなかったのか?

我が家に来なければ、もう少し長生きできたのではないか......。


やっと、この辛さがわかってきました。

我が子を失う辛さと同じなのかなとね...

私にも、息子と娘がいます。

もし、その子達が亡くなった場合を想像して、今回の愛犬を失ったのと同質の辛さだと気が付いたのです。


我が子にしても愛犬にしても、親(飼い主)が彼(彼女)達の人生の部分的あるいは全てについて責任を担うと言うことです。


言い換えれば、他者の命を抱え込むことです。

それは、他者を深く愛することができて、はじめて許されることなのです。


彼女が我が家に来ると決まった時、私はそこまで覚悟していたのか...

答えは、「いいえ」ですね...


だから、愛犬の死に悲しさだけでなく、辛さを感じるのは、自分の覚悟のなさで、不幸にしてしまったのではないかと思う気持ちがあるからです。

この辛さは、自らが愛犬のところへ行くまでは続くのだと思っています。


(きっと、世の中には人と犬の死を一緒にするなと、怒る人もいるでしょね... でも、人も犬も命の重さは変わりません。)