9
ラウンド
・・・左アッパーを効かされて蹈鞴(たたら)を踏んだ後、チャンピオンが圧力を強めロープを背負った長谷川選手・・・絶体絶命・・・

しかし、勝負どころと感じたのか果敢に打って出た長谷川選手

オヤジは、ここで打ち負けて倒されてしまうネガティブなシーンが頭をよぎった


・・・が・・・なんと冷静に相手を見ていたのは長谷川選手だったのだ


微妙に頭の位置を変え、タイミングをずらし、全盛期を彷彿させるハンドスピードで的確なパンチをチャンピオンの顔面に叩き込んでいった

ボコボコに打ち合うだけのボクシングは好きではない

ただ、どうしても逃げる余地のないピンチに追い込まれたときに、あえて打ち合いを選び・・・冷静に相手を見れていた(と、オヤジは思う)長谷川選手は間違えなくあのレジェンド長谷川穂積だった


プロボクシングのテレビ観戦で目から汗が出たのは記憶にない


やはり長谷川穂積は「記憶」に残る名ボクサーなんだよなぁ

人それぞれが、いろんな想いに耽ることが出来た、そんな試合だったと思う