建材市況 鉄筋や生コンや・・・ | 念ずれば花ひらく「会社経営」

建材市況 鉄筋や生コンや・・・

あれほど足りない、足りないと言われていた「鉄筋工」が余り気味だとか。
原因は、もちろん住宅投資の落ち込みもあるが、工法の変化にあると言います。

鉄筋工が足りないということは、鉄筋コンクリート造の構造物を作ろうとすると、工期が間に合わない。
無理して作業員を集めようとするとコストがアップする等々問題が生じます。
そこで、無理して鉄筋コンクリート造ではなく、設計変更して「鉄骨造」へシフトする動きが広まりました。

すると、建築材料にも変調が。
鉄骨造にするということは、当然のことながら鉄筋も少なくて済み、生コンクリートも少なくなります。
需要と供給のバランスから、鉄筋や生コンの需要が下がれば、価格も下がる。

難しいものですね。

今後、鉄筋工の人繰りに余裕ができれば、再び鉄筋コンクリートの構造物は増えていくでしょうが、建設需要自体の回復はどうなのでしょう。