原作は「ボートの三人男 犬は勘定に入れません」という本で、新米編集者時代にライターの塩野米松さんにお勧めされて読んだら面白かった!

スタジオライフは基本複数チームなので、私は Anything Else? チームの初日を拝見。
客席は、スタジオの3方に段が設けられて、座布団に座る。もちろん最前列だ!(笑)

パブでは愛犬モンモランシー(曽世海司)を連れたジェイ(楢原秀佳)とハリス(深山洋貴)がジョージ(大村浩司)を待っている。
二人はボーリングをしたり、手品をしたり、客席をまきこむゲーム(「会場で一人しかいないお題を出す」EX 今日がお誕生日の人!)などをするけれど、なかなかジョージは来ない!

三人揃ったら、それぞれ病気自慢をして「気分転換が必要だ!」とテムズ川をさかのぼる船旅に出ることになる。 あれもこれも と妄想を膨らませた挙句、「荷物は必要最小限に」ということで出発するのです(パブのテーブルをひっくりかえすとボートになる)。

座席ごとに船を動かす風と波の音を作る楽器?(プラバケツやスプーンなど)が配られ、彼らの船旅を応援する。ボートの上陸地が決まると、そこらの座席をあけるため、観客は座布団を持って移動する。

夜になると、いろいろ不手際があって、キャンプの食事は作れない。2キロほど先のパブでもあれこれ「売り切れです」と断られる。

このあたりから、パブのウエイトレス、岸辺の太陽やひまわり、ロック(水門。ロープを上げ下げするので難易度高い)など個人参加が求められます。初日なので劇団員も多数来ていて、当てられていましたが、このあとは普通に当てられますから!(前回公演で、キャストさんと目が合って、ロックをやった)

休憩なし2時間超の舞台を劇団歴20年近いJr.1とJr.2(私のごひいき 曽世さんが犬役で、ほぼしゃべらずにマイムで表現だ!)の方たちが、汗だくで演じられます。

普通の演劇とは違う。本当に参加型です。しかも、どこに行くのか見えないという…。

観劇のドキドキワクワクを求める方にはお勧め!