今年は、クラシック音楽のグランプリは彼になるだろう。
このところ急に注目株の作曲家だ。ゴーストベートーヴェンとか今年は居たけど、彼は堂々とヴィヴァルディの四季をベースにしていることを明快にしているのだから評価を受けやすいのだ。
クラシックの名曲を元にしてポピュラーな作られ方をされたものはたくさんある。
冨田勲さんも四季のシンセサイザー化は頭をよぎったことだろう。あのダフニスとクロエのアルバムの時に提案はあったんじゃないかと推理している。
でも当時かなり類似のアルバムが出てたものね。
四季のシンセサイザー盤も、ロンドンレーベルで90年頃に登場した。わたしもそのCDはイベント等で重宝した。
しかしリヒター版はそういうのとは違う。ヴィヴァルディの四季をイメージでいじくりまわしては居ない。
イントロだけが彼の創作だと言ってもいいだろう。
聴けば誰もが感じるほど、クラシック音楽の今後のあり方を提案しているようだ。