バシャールが2006年4月の公開セッションで提供してくれた誘導瞑想をご紹介します。
"Changing Core Beliefs"というタイトルの公開セッションです。
 
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息を深く吸ってください。吐いてください。
もう一度、息を深く吸ってください。吐いてください。
もう一度、息を深く吸ってください。吐いてください。
リラックスして、ゆっくりと呼吸をしてください。

水に浮かんでいるような、水に漂っているような、感覚を感じてください。

これから、お伝えする、イメージを思い浮かべていってください。
貴方は、海の上にいます。
貴方は、海の中へ潜ることのできる乗り物の中にいます。その乗り物は、今は、海面に、海の上に浮かんでいます。
その乗り物の中は、狭くはありません。貴方の好きな広さにすることができます。ひろびろとさせてもよいですし、小さめにすることもできます。
貴方の好きな形、好きな色にすることができます。好きな材質にすることができます。
もしその乗り物の壁が、透明であるなら、それはそのままでよいですが、
もし透明でないなら、そこに、窓をひとつ設けて(付けて)ください。貴方は、その窓から、その乗り物の外をみることができます。

この乗り物の中では、(この乗り物がどれだけ深く潜ったとしても)スムーズに呼吸をすることができます。いつも新鮮で、気持ちのよい空気が供給されています。いつでもどこでも楽に呼吸をすることができます。
温度もちょうどよく、(この乗り物の中は)とっても快適です。
貴方は、この乗り物の中で、座っていてもよいし、横になっていてもよいし、立っていてもよいし、いちばん楽な、快適な姿勢でいてください。
貴方は、この乗り物にとっても馴染んでいます、あたかも、自分自身のからだの一部のようであるように感じられています。

その乗り物は、海面上に位置していて、波がくるたびにゆらゆらと揺れています、
貴方は、窓から、外をみます。
陽の光にきらきらと輝く、美しい水面が目に入ります。
何千ものきらきら、きらきらした光が、まぶしく輝いています。
水面に映る陽の光が、ずっとずっと遠くの水平線まで、伸びていっています。
そして、ときどき、魚でしょうか、イルカでしょうか、何かが、水面に顔をのぞかせます、しっぽで、水面に水しぶきをあげています。
海面のすぐ下で、生き物たちが活き活きと活動しているんだな、と貴方は思います。
海の下も、海の上と同じぐらい、美しいんだろうな、海の上に広がる青い空や、空に浮かぶ白い雲や、木々の覆い茂る陸地と同じぐらい、美しいんだろうな、と貴方は思います。
水しぶきがあがるたびに、貴方は好奇心をそそられ、ちょっとだけ、海の下に潜って、海中をみてみようと思います。そして、少しだけ下へ潜ってみます。
その乗り物には、下へ潜るためのボタン、あるいはレバーがついているかもしれません、または、貴方が心の中で念じるだけで、下へ潜っていくかもしれません、貴方は自分の好きなやり方でその乗り物を動かすことができます。

少し下へ潜りました。
海のすぐ下も、陽の光で明るく照らされています。
そこにも、生き物たちがいます。色鮮やかな、いろいろな色の魚たちが、泳ぎまわっています。面白い形をした魚、大きさも様々です。貴方が魚達を興味深くみていると、魚達も、同じように好奇心をもって、貴方を見つめ返してきます。
さらに、少し下をみると、海の色が、青い色が、少し深みを増しているのに、貴方は気づきます。
貴方はさらに好奇心をそそられ、さらにもう少しだけ下へ、潜ってみることにします。美しい、深い青色の中へと、さらにもう少し深いレベルへと。

その少し深いところには、また、少し違った種類の海の生き物達が、少し違った種類の魚達が、生息しています。少し違った動き方をしています、
貴方は思います。「そうか、ここのレベルは、さっきの場所とは、また異なる海のレベルなんだ、独自の世界なんだ」と。
貴方は、さらに下へ、より深い部分へと、目を向けます。海の青色が、さらに深みを増しています。
貴方の好奇心はさらに高まり、海の中を、もっと探索してみたいと思うようになります。そして、貴方の乗り物を、さらに深く、下へと降下させます。さらに、深みのある青いレベルへと。
そこは、深い深い青色です、まだ、インディゴというほど濃くはありませんが。

そして、貴方は再び、さらに形の異なる生き物達を、目にします。
中には、奇妙は、フシギな外見をしたものもいます。少し、怖い感じのする生き物もいます、でも、大丈夫です、貴方は、その乗り物の中で、安全です、快適です、その乗り物の壁は、決して貫通することのない丈夫な材質でできています。
貴方は、窓から、この、奇妙な、神秘的な海の世界を、のぞいています。深い深い海のレベルに、貴方はいるのです。
さらに下へ目を向けると、より深い青色の、さらに暗い海が広がっています。
貴方は、さらに、より深いレベルへと降りていきます。深い、インディゴ色をした、深海へと潜っていきます。ところどころ、うっすらと紫がかってもいます。

ここにも、太陽の光は届いてはいますが、もうとてもかすかな光です。
貴方は、本当に、深い海の底にいます。これまでのレベルとは、とても違った感じのする場所です。

貴方は、ここに、より大きな生き物たちがいるのを、感じます。
動きが(より上のレベルにいた生き物達とは)、とても異なっています、
暗い海中を移動する際、その場所を探知して進む方向を決めるのに(上のレベルの生き物たちとは)異なったやり方を使っているようです。視覚や聴覚や触覚の仕組みも、上のレベルの生き物たちはとは、とても異なっているようです。
この深いインディゴの海の中で、その生き物たちは、違う波長のエネルギーを受け取ったり、送信したりしているようです。

そして、貴方はさらに暗い深みがあるのを目にします。
貴方は、乗り物をさらに下へと降下させます。
貴方のまわりの海は、さらに深くさらに暗くなり、とても深い深い紫色になっていっています。
その色はとても深く、ほとんど真っ黒、真っ暗と言ってもよいのですが、しかし、完全な暗闇ではありません。
貴方は、なんらかの生命体の存在を、そこに、感じます。目で見るというよりは、感じるのです。
そこかしこで、小さな光が、時々、ちらっちらっと光ります。自ら光を発する、発光体の生物がいるようです。貴方は、ときどき、そこにいる生物のすがたやかたちを、捉えます、とっても奇妙な、異形ともいえる、すがたかたちをしています。海面近くにいた生き物達とは、まったく異なる外見をしています。
しかし、あなたには、わかっています。
一見、そうはみえなくても、海の上の陽の光は、何層もの何層もの海中のレベルを通過し、通り抜け、この深い海のレベルまで届いている、ということを。いつも、海の上にある光とのつながりは保たれているのだ、ということを。
そして、貴方は、さらに惹かれるものを感じ、乗り物を、さらに降下させます。ビロードのような、宇宙の闇のような、暗闇の中へと、降下させます。

その暗闇の中には、なにかがあります、なにかがいます、空っぽではなく(空(くう)ではなく)、無でもなく、有(ゆう)です、その空間には、なにかがあります。
その空間はその空間なりの存在感があります。
そして、貴方は感じます。ここは海底に近い深みであり、ここには、知性をもった存在がいることを、貴方がここにいることに気づいている存在(貴方がここにいることを意識している存在)が、いることを。  貴方も、その存在を意識します。
そして、貴方は、乗り物のライトをつけ、そこを光で照らします、あなたのまわりに感じた存在を、光で照らします。出たり入ったり、光に照らされている範囲内を、すべるように移動する、出たり入ったりしている生命体がいます。
不思議な、奇妙な、神秘的な、生命体です。
全身の姿がみえることはなく、全身が、どれぐらい大きいのかもわかりません。
ひれや、しっぽや、ウロコが、かすかにみえるだけです。

そして貴方は感じます。海底近いこの場所で、それらの生命体たちは、ここで、ある種の土台、ある種の基盤をかたちづくっているのだと、いうことを。
ここより上のレベルに存在する、あらゆるものたちが、最終的に、ここのレベルまで、沈んできます、降りてきます。
(どこをどのように降りてくるのかは、それぞれに違いますが。)
ここのレベルは、それらすべてを吸収し、それらを土台とし、上から降りてくるすべてのものを、自らの一部とするのです、自らのものとするのです。

このレベル独自の世界、独自の土台、独自の思想を、そこに、つくり上げるのです。

そして、貴方は、乗り物を、ずっと下まで、海底まで降下させ、海底に降り立った乗り物は、静かに、どしんと静かな音をたて、そこで止まります。そして、貴方は、そこに静かに佇みます。
そこは、なんと静かなのでしょう、完全なる静寂に満ちています。
そして、貴方は気づきます。この海底のどこかに、知性を持つ存在、意識体が存在しており、その存在が、上のレベルに存在するあらゆるものを生み出していることを。
貴方は、その存在をとらえようと、五感を働かせてみます、ライトであたりを照らしてみます、が、その存在がどのようなものであるのかは、わかりません。
まわりには、今はもう見慣れた生き物たちが泳いでいます、以前は、奇妙にみえた生き物たちも、今はもう、見慣れてきました。どんなに奇妙にみえようと、その生き物たちはその生き物独自の形を持ち、その生き物たち独自のコミュニティをつくり、その生き物たち独自のレベルに存在しており、その生き物たち独自の知性を持っているのです。
その生き物たち独自の、存在理由があるのです。貴方は、そのことを、理解しました。

→しかし、その生き物たちとはまた別の存在が、ここに、貴方とともに、います。
その存在は、すべての存在の中に浸透しているようです(あらゆるものの中に行き渡っているようです)、あらゆる場所に浸透しているようです、すべての場所に行き渡っているようです。
その存在は、深淵であり、絶えることなく、永遠です。
その存在と、貴方は、出会います。あたかも、これが初めての出会いであるかのように。貴方は、初めて、その存在に気づいたのです、しかし、貴方は(同時に)わかっています、その存在は、ずっと、ずっと、ずっとそこに存在していたことを。
貴方を待っていたのです。貴方が、コンタクトしてくることを(貴方と出会うことを)待っていたのです。
何層ものレベルを通って、くぐり抜けて、たくさんの観念の層をくぐり抜けて、たくさんの信念体系の層をくぐり抜けて、たくさんの感情の層をくぐり抜けて、貴方がここに降りてくるのを待っていたのです。


貴方が、コアの部分と、コンタクトをとるのを待っていたのです、

貴方は、そのコアを感じます、そのコアは音をたてています、こつんこつんと、海底をたたくような、音がきこえます、
まるで、地球そのものがたてている音です。
コアは、拍動しています、血液を送り出す心臓のように、そのコアは、拍動しています。ドクン、ドクン、ドクンと。
拍動し、その上にある、あらゆるものにいのちを送っています、あらゆるものに、いのちを与えています。
そして、貴方は、そこに入り口があることに気づきます。
海底の下のレベルは熱で熱く、溶解した、液状の物質、流動的な物質が流れています。海底が沈み込み、その下へと流れこむ入り口が、貴方の真下にあることに、貴方は気づきます。
貴方は、貴方の乗った乗り物とともに、海底の下へと入っていきます、海底を通って、コアの中へと入っていきます。なにものも貫通させることのない頑丈な外壁をもった乗り物とともに。
美しい、濃密な、液体状のコアに、貴方は、包まれています。

貴方は、炉の中に、るつぼの中にいます。
その炉は、その中で、考えや、観念や、感情や、思いや、定義づけが、かたちづくられる場所です。
貴方は、かたちづくられる前の、生のままの状態で、原材料の状態で、そこに、います。
まだどんな形にもなっていない、なにか形を持つものとして認識可能になる前の、結晶化される前の、状態です。
ひとつの形として、ひとつの生命として、ひとつの考えとして、結晶化する前の状態です。
このコアが、上のレベルに存在する、あらゆるいのちの、あらゆる生命の、起源です。
上のレベルにある、あらゆるものが、この、同じひとつの場所から、生まれ出ているということに、貴方は、気づきます。
あらゆるものが、この、ひとつのコアから、生まれ出ている、ということに。

貴方がこのことに気づくと同時に、突然、貴方は、自分の心臓が、拍動している音を、耳にします。ここは、コアの中は、とても静かです、
心臓が、拍動しています。
そして、貴方は、貴方の心臓の拍動と、まったく同じリズムで、ここのコアが、拍動していることに気づきます。貴方のまわりで、拍動しています。

貴方の心臓は、一回、拍動するたびに、光と同じ速さで、電磁波のパルスを送り出しています。
貴方の心臓から送り出されたヴァイブレーションは、なにものをも貫通させない潜水艦の壁を、通り抜け、通過します
貴方の心臓の鼓動のヴァイブレーションは、貴方のまわりに存在する、液状のコアに届き、コアをふるわせ、コアを撹拌します。

貴方の心臓の鼓動に応答し、外から、電磁波のパルスが、返ってきます、
そして、貴方の心臓の拍動と、コアの拍動とが、互いにコミュニケーションをとり始めます。対話を始めます。互いを理解し、互いを知り始めます、ひとつになり始めます。

貴方の心臓から送り出された鼓動に対する応答が、外から、乗り物の壁を通って、貴方にまた戻ってくるのを、貴方は、感じます
貴方が(外へと)送ったパルスが、変容し、違う形になって戻ってくるのです。
貴方は、そのようにして、貴方のまわりの世界を変えるのです。
 

貴方は、貴方のまわりの世界を変えました。


この変化がどのようにおもてに表れるのかをみたくなって、貴方は、乗り物を上昇させます。液状のコアをとおり抜けて上昇し、熱い心臓と冷たい海底とを隔てる境界線を通り抜け、上昇します。柔らかかった、その境界線が、乗り物が通り抜けたあとに、固まって、凝固していきます。

上昇する貴方は、気づきます。

どこか、なにかが違っています。

そこにいる生き物たちの姿が、どこか違っています、光の光り方が同じパターンではありません。なにか違っています。なにかが新しくなっています。

貴方は、どんどん上昇していきます、深くて濃かった青色が、より明るい青色へと変わっていきます、より明るく、明るく、明るくなっていきます。
水しぶきを上げて、貴方はまた、海の上に出ます、海面で、乗り物はまた、波がくるたびに上下に揺れています。
貴方はまた、水平線を目にします。あなたのまわり360度に広がる水平線が目に入ります。やはり、素晴らしい景色が広がっています、
が、しかし、なにかが違っています。
貴方が海の中へと潜り始めたときと、なにかが変わっています。

そして、貴方は気づきます。
変わったのは、貴方自身なのだ、ということに。(貴方が変わったのです。)
貴方は、前と同じ貴方ではなくなったのです。
自分の存在の深みへと潜り、存在のコアへと至り、また戻ってきた貴方は、新しい貴方を、持ち帰ってきたのです。
コアにある観念を変えたことによって、新しい貴方が生まれたのです。

貴方は、コアへと潜り、そしてまた海面へ上がってくるたびに、新しい貴方になるでしょう、そして、新しい海を見つけていくことでしょう。
貴方は、これからもいくつも、いくつもの新しい海を見つけていくでしょう。

深く息を吸ってください。
明るい陽の光を吸い込んでください、潮の香りのする空気を、貴方がつくり出した新しい世界の新鮮さを吸い込んでください。

深く息を吸ってください。
貴方のまわりにある新しい世界へ、貴方の五感を開いてみてください、新しい世界の姿をみて、新しい世界の音をきいて、新しい世界の新鮮さを、感じてください。
新しい貴方が生み出されたことにより、貴方は、新しい世界を生み出したのです。
深く息を吸ってください。そして、感じてください、
新たなものが生まれた喜びを、その喜びがどんどん広がっていく感覚を。

一部が変化すると、必ず、全体が変化します。
今ある世界は、今しか存在しません。
世界は、毎瞬毎瞬、変化し続けます。

コアにある観念は、内なる自己へと至る、通路です。
コアにある観念は、貴方がこの人生に(今生に)来るときに、選択した取り決めです。

コアにある観念と出会うために、ドアの前に立つとき、
貴方は、あらゆる選択肢の存在する敷居の上に立っています。
貴方がスピリットの状態だったときに、物理的存在になると決めたときに、選択可能だった(そのときと同じ)、あらゆる選択肢が(そこに)存在しています。

貴方は、その場所で、その取り決めを、結び直すことができます、
取り決め直すことができます。
インクで書かれたすべての文字が消えていきます。
その書類が、契約書が、また白紙に戻ります。
貴方が自分自身と交わした契約を、取り決めを、どうぞ新たに結び直してください。
今の貴方にとって、必要である形に。
今の貴方にとって、重要だと思える形に、
どうぞ書き換えてください。
新しく署名をして、新たな契約書を読み上げてください。「自分は新しい自分になったのだ」と(胸を張って)(高らかに)宣言してください。

深く息を吸ってください。
どうぞ目を開けてください。
新しい世界へ、ようこそ。