今回紹介するのは ヒストリエ
清水洋三による漫画作品。『週刊少年サンデー』(小学館)において1996年から連載。
単行本は全8巻が刊行。探偵が主人公だけど、謎解きとかよりアクションがメインのフィクション漫画。
ストーリー
高校2年生の椿天司は、普段はボーっとしているけど、学校に内緒で探偵家業をしていて500円玉を使いこなす、すごい男。それも探偵事務所の美人姉妹に11億というとんでもない借金を返すためという不幸な境遇ゆえ。
巨額の借金のために多少危険な仕事でも引き受ける、ほとんど何でも屋!泥棒に誘拐を防ぐし、企業の構想にも巻き込まれていく。
美人姉妹が探偵事務所をやっている理由や主人公の借金の理由など、いつか解き明かされるのだろうか・・・
絵について
人物は、手書き感のある綺麗な線で描かれていて、美人な女性が多い。逆に男はイケメンもちょいちょい出るけど、基本は悪役が多いので、ブ男やオジサンが多いけど、分かり易い。
背景は、そんなに細かくいろいろ書いてあるわけではないが、搭乗するバイクや服などの小物には結構、手が込んでいる。
ただ、背景や効果線が少ないので、少し淡白な感じになってしまう。
文字について
探偵漫画ではあるが、あまり謎解きなどではなくアクション漫画なので、比較的文字数は多くない。
また説明文などの長文も少なく、基本的に会話文で構成されているので、読み易い。
個人的には、
ストーリー :★★★☆☆
絵 :★★★☆☆
読みやすさ :★★★★☆
ハマリ度 :★★★☆☆
スッキリ感 :★★★★★
総合 :★★★☆☆
こんな感じかな。
設定もそんなに複雑ではないし、基本的に一話完結のストーリーなので、読み易いし、内容も人殺しなどではなく、基本的に気絶ENDなので、さっぱりとした気持ちで、読めるので、少年漫画って気持ちで読めて良いと思う。
作者の人物画は良いのだけど、もう少し背景などにも手を加えてくれると、じっくり読めそう。