柳本光晴による漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』（小学館）にて、2014年から連載中。
　単行本は現在５巻までが刊行。

ストーリー
　出版業界が不況と言われる中、文芸の時代を復活させるべく、新時代のスターの誕生を心待ちにしていた、編集社に１つの作品が送られてきた。

　新人賞に応募するための作品であったが、作者名以外は何も書いていないモノだった。しかし、それは、読者の心を掴んで離さないような内容の小説だった・・・
 

絵について
　舞台は出版社と高校という2か所で展開されていくが、背景は比較的ボカシを入れながらではあるが、キチンと描かれている。

　人物画は、主人公以外の登場人物に対する絵がまだ定まりきっていないようで、まだまだこれから上達していくと思われる。

文字について
　文学がテーマであるが、漫画自体に小説が載っているわけではなく、シーンとしては、普通の？学校生活や、会社がメインとなっているので、文字数も多くはなく、通常の漫画と変わらない印象。

個人的には、

　


　ストーリー　　：★★★★☆
　　　絵　　 　　 ：★★★☆☆
　読みやすさ　：★★★☆☆
　ハマリ度　　  ：★★★★☆
　　破天荒さ　　：★★★★★


　　　総合　　　：★★★★☆

こんな感じかな。



　主人公の普通の人とは違った感性、常識にとらわれない行動に周囲が振り回されるという、ありがちながら、なかなかここまで派手なモノも少ないという漫画で、天才とはこういうものかもしれないと思わせてくれる。

　読んでいて、ちょっとハマってしまう漫画。