Summer Splash! 115 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



「サク、どしたの?」


「なんか最近、また張り切ってんだよね、翔やん」


昼メシ行こうぜって声をかけられたけど、ちょっと待ってって言ったまま、キーボードを打ち続ける俺を、松本と二宮が並んで眺める。



「おし、出来た」


ファイルを保存して立ち上がる。



「なぁ、なんかいい事あった?」


松本が歩きながら俺の方を見て笑う。


「いや、別に?」


「そ?なんかいい顔してんだけどな」


「クリスマスの予定、埋まったんじゃないの?」


二宮が松本の向こう側からにやにや、笑いながら言う。



「お前らこそ、クリスマスの予定、埋まったのかよ」


「俺はあれだよ、仕事。学生集めてやるプロジェクトの本番」


「俺は野暮用」


野暮用ってなんだよ!って、二宮に松本と同時に突っ込んだ。



「知り合いのパーティーに呼ばれてんの」


「ぱ……


松本がそう言いかけて吹き出した。



「何よ、潤くん」


「や、だって……かずがパーティーとか、似合わなくね?」


「そんなの、俺だってそう思ってるよ!」


耳まで赤くなった二宮に、松本が眉毛を片方上げた。



「さては、上手くいったな?」


「だからもう、うるさいんだよ、潤くんは!」


「良かったじゃん」


松本が二宮の髪の毛をぐしゃぐしゃかき混ぜて笑う。


「ちょ!やめてよ!」


口を尖らせた二宮が手で髪の毛を直して、俺を見上げた。



「で?翔やんは?まだ橋叩いてんの?」


「るせ。てか、上手くいったってなんだよ」


「俺にも色々あんの。ま、そのうち分かるよ、翔やんにも」


俺達の真ん中であーあー!って、松本が声を上げて伸びをした。


「俺だけかー、クリぼっちは!」


「くり……ぼっち?」


「ちょっと潤くんさぁ、最近若い子といるからって、変な言葉使うのやめてくんない?」


「いや、だっておもしれぇんだよ?あいつらと話してるとさ……


エントランスホールに着いたところで、松本が小さな人影に気がついて、あって声を漏らした。


「わり、俺抜けるわ」


そう言って、颯爽と走り去る後ろ姿を、二宮と見送ってから目を合わせて笑った。