私は通訳・翻訳の仕事をしている一方、まだ新人なので、
さらなるスキルアップのために通訳学校や翻訳講座に通っています
通訳学校に通いだしてもう3年以上になりますが、
よく家族や友人に、通訳学校って何をするのって聞かれます。
英語が話せても、通訳ができるとは限りません。
通訳学校では、日本語→英語、英語→日本語に瞬時に変換する技術を訓練します
バイリンガルの人は自然にできると思うのですが、純ジャパニーズな私たちは訓練して、
通訳用の筋肉を頭の中に作らなければならないのです
授業に出る前に必ず予習をします。
まずテーマや単語リストが配られているので、背景や関連するボキャブラリーを調べておきます
最近はインターネットでなんでも調べられるので便利ですが、ついついわき道にそれてWikipediaやYouTubeのループにはまったりしてます
他に予習としてシャドーイングといって、音声を聞きながら、少し遅れでリピートする練習とか
サイトラ(サイトトランスレーション・・・原文を目で読みながら、通訳する)を何度も練習します
テープに吹き込んだ自分の訳を聞くとがっくりすることもあるのですが
自分の癖をしるのには効果的な方法です。
通訳学校の先生は、現役の通訳者です。
先輩として、現場の体験談を聞いたり、仕事の相談にのってもらったりもします。
教材は、実際の通訳現場でよくでるテーマが中心となっています。
たとえば、今日は3Dの最先端技術についてでした。私は技術・ITが専門分野なので、とても興味深いトピックでした
でも自分の専門外のテーマを扱うこともあります。
医療や特許などはあまり知識がないので、難しいのですが、勉強して挑むしかありません
また、常に政治・経済などの時事ネタも頭に入れておかなければなりません
日本だけでなく、海外の時事ネタを英字新聞のサイトなどを目を通しすようにしています。
ふー、なんか勉強することがいっぱいあって、いくら時間があっても足りません
私は通勤時間を利用して、ニュースのポッドキャストを聞いたり、映画や海外ドラマが好きなので、よくDVDを見たりして、できるだけ楽しんで英語に触れるようにしています
毎日、新しい技術が誕生し、新しい言葉が生まれていきます。
一生勉強し続ける受験生のようなものです
なぜ、こんなことを続けるのか?自問自答することもありますが、
結局答えは、
好きだから
それだけです
実際の通訳の仕事については、また今度。