「文部科学省による、岩手県、静岡県、長野県、山梨県、岐阜県、及び富山県の航空機モニタリングの測定結果、並びに天然核種の影響をより考慮した、これまでの 航空機モニタリング結果の改訂について」という文書が出た。

http://radioactivity.mext.go.jp/ja/1910/2011/11/1910_111112.pdf

そのセシウム残量の推定値が以下である。早川さんの推定図と見比べると、全体像がほぼ明らかとなったように思う。文科省の図は、早川推定に比べてみると、やや甘く出ているような気がする。

たとえば、私が住んでいる東京都江東区の官舎では、自転車置場の樋の下の地面で、地上5センチくらいで測ると毎時1ミリシーベルトを超えるような値が出た。ということは、わずかなりとはいえ、放射性物質が積もっているのである。早川推定ではそのあたりがきちんと表示されている。ところが、文科省の測定図では、あたかも江東区は汚染されていないかのように見える。

この点を考慮して、文科省の図を、早川推定図少し膨らませて見れば、だいたい、事実に近いのではないかと思われる。

$マイケル・ジャクソンの思想(と私が解釈するもの)著者:安冨歩