突然ですが皆さん、「エベチャレ」ってご存知ですか?



「エベチャレ」とは福島県出身のタレントであるなすびさんが福島の復興の為にエベレスト登頂に挑戦する!という企画です。



なすびさんは震災以降、地元福島の為に少しづつ、地道な支援、活動を続けていました。



被災してからまもなくはマスコミの報道も頻繁にあり、多くの支援物資が届けられ、国民の関心が寄せられていた被災地でした。



しかし一年経つとマスコミの報道の機会も減り、国民の関心も薄れていきました。



被災地の人々は相変わらず苦労しているにも関わらず、多くの人はそれを忘れてしまったのかのように普通の生活に戻っていきました。



特に福島県民の方々は原発問題故に避難地域の汚染や風評被害等、他の被災地とは違った種類の苦労の中にいます。



そんな福島の為に自分に何か出来ることはないか、なすびさんが考えに考えて思い付いたのがエベレストへの登頂だったようです。















「福島県民の皆々様に...特に将来、哀しくも色んな差別や区別等の困難が予想されてしまうであろう福島の子供達に、夢と希望を、不可能なんて無いという事を示すべく、登山の経験は全くと言っていい程無い私が、いきなり世界の最高峰エベレスト登頂を遂げる事によってそれを体現させてみたいと思うに至りました。」(エベチャレへのなすびの想い より)
















エベレスト登頂を成功させている日本人はこれまでたったの150人しかいません。しかも凍死や遭難によって亡くなった方が8人もいるようです。



エベレスト登頂は正に命懸けの挑戦ですが、なすびさんは「福島を応援したい」という思いでエベレストへの登頂を決意し、2013年4月8日に成田を出発し、10日には現地入りしてそこからエベレスト登頂、命懸けの挑戦が始まりました。



そこから2ヶ月弱経過した6月1日、無事下山するまでなすびさんの挑戦は続きました。






結果は、、、




























なすび本人です。
本日、エベレストのBCを降りまして、麓の町のゴラクシェップに先程辿り着きました。
私なすび、2013年5月20日、エベチャレの最大の目標で有ったエベレスト登頂を果たす事は出来ませんでした。
福島に元気と勇気、夢と希望をと、奇跡を起こす決意で臨みましたが、叶えるには至れませんでした。
素直に...本当に情け無くて不甲斐なくて、悔しさと憤りと申し訳なさで、胸も頭の中も一杯です。
(2013年5月25日 エベチャレ日記 より)
















天候の乱れ、酸素のボンベの残量、なすびさんの肉体の限界など、色々な要因が重なった結果の止むを得ずの下山だったようです。



山頂まであと100mの地点での決断。



本当に悔しかったのではないかと思います。













福島県の復興の為にエベレストに登頂する。



これはすごく勇気ある挑戦だったと思います。



売名行為と批判される可能性もあり、資金を募っての挑戦だったため便乗商売と非難してくる人もいるかもしれません。



そもそも命懸けの挑戦ですし、エベレストへの登頂自体は被災地への具体的な支援ではないので復興が進む保証があるわけでもありません。



それでもなすびさんはエベレストへの挑戦が福島を勇気付け、失われつつある被災地への関心を取り戻せるのではないかと思って行動をおこしました。







「無理、無茶、無謀...下手したら売名行為・便乗商売等と、この思いを否定したり非難されたりする事も十二分に理解してもおりますが、それでも構わないから、私はそれ等を甘んじて受けてでも、都内に居るとまだ一年も経っていないのにも関わらず感じてしまう被災地との温度差や溝を埋めたい、どうしても今の福島への注目を集めたい、忘れて欲しくないと思うのです。」(エベチャレへのなすびの想い より)






なすびさんご自身が表現されているように「エベチャレ」が福島県版「米百俵」となり、復興の種となるよう祈っています。






















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