更新がだいぶ滞ってしまいましたね・・・。


メンバーみんなテスト勉強を頑張っていたので大目に見てください(^_^;)






今回は、以前読んだこちらの本を読んで感じたことを書こうと思います。



21世紀の国富論/平凡社
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アダム・スミスの『国富論』は、18世紀に書かれた古典派経済学の大著ですが、この本には、21世紀の現代において経済成長を遂げるにはどのような仕組みが必要なのかということが、原丈人さんの経験などを踏まえて書かれています。


原さんは、慶応大学の法学部を卒業後、スタンフォード大学のMBAに進み、国連フェローを経てスタンフォード大学工学部大学院を修了、29歳で光ファイバーのディスプレイメーカーを創業し、それを売却したあとはシリコンバレーを代表するベンチャーキャピタリストとして多くのベンチャー企業を育成していきました。


2005年からはバングラデシュにおいてインターネット網を構築して遠隔医療と遠隔教育を提供する事業を立ち上げるなど、世界規模に活動されている方です。




その特殊な経歴からつくられたものなのかはわかりませんが、原さんはある理想を持っています。


それは、「貧困のない豊かな世界の実現」です。(cf. 同書p.252)






Graph With Stacks Of Coins / kenteegardin






冷戦終結後、資本主義陣営が勝利しましたが、その後の過度の利潤追求競争によって資本主義のシステムは仕組みそのものが疲弊し破綻しかけていると原さんは述べています。(cf. p.25)



詳しいことを上げていくときりがありませんが、バブル崩壊であったり、リーマンショックであったり、大手企業の粉飾決算であったり、様々な経済問題は過度の利潤追求に由来するものが多いと言えるでしょう。





では、どうすればこのような問題を克服して貧困のない豊かな世界を実現できるのか。






法律、税制、会計基準など具体的な方策・手段はいくつか本の中に書かれていますが、一言で言えば「世界から必要とされる日本になること」だというのが、この本の結論でした。(cf. p.246)




アベノミクスなどによって回復基調にある日本経済ですが、日本国内にばかり目を向けるのではなく、いかに諸外国に目を向けながら活動できるかが重要なのだと改めて思わされました。







Globe / utahca







私たち東北大CARPは「World One Family」をビジョンに掲げながら、だれとでも家族のように信頼しあえる関係性を築ける人間になろうと日々活動しています。



まずは目の前の一人との関係から、と思ってはいますが、これを機に将来も見据え、世界を考えられるだけの器を持てるように、日ごろからニュースなどにも関心をもっていきたいと思います。







単行本ですが、文字も大きくて専門用語も少ないので、誰でも気軽に読める本だと思います。



高校生の方は夏休みの読書感想文にでもどうぞ。


(読書感想文とか懐かしいですね・・・。夏目漱石の『こゝろ』を思い出します)





それでは、今日はこの辺で。






hoymin








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