ブログネタ:観ると結婚したくなる映画は?
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「バカヤロー!2 幸せになりたい。 」(1989年)
第三話「新しさについていけない」
オムニバスの映画です。その第3話。
チェッカーズのボーカル・藤井郁弥(現在はソロで藤井フミヤ)さんと荻野目慶子さんが新婚夫婦を演じていました。
内容はともかくとして、忙しく引越しの準備をしながら、階段ですれ違う時にハイタッチをしたり、苦手(という設定の)電化製品に2人一緒に四苦八苦したり、それはそれは楽しそうに演じておられました。
なので、
「フミヤ、結婚したくなったかも……」
と、思ったのです。
チェッカーズが「夜のヒットスタジオ」に出演した時、映画の宣伝のため、荻野目慶子さんが“夫の応援”という形でサプライズ出演。荻野目さんが出ることを聞いていなかったらしい郁弥さんは、スタジオに現れた荻野目さんに、
「あ、かみさんだ!」
と嬉しそうに声をあげました。そして、司会者に「ご紹介ください」と言われて、
「かみさんの……むら子です」
と、ちょっと恥ずかしそうに、でも自慢そうに荻野目さんを紹介。荻野目さんも、「むら子です」と頭を下げて……。
「あー……フミヤ、かなりこのシチュエーション、気に入ってそうだな~」
このシチュエーション――妻を「かみさん」と呼び、友人・知人に紹介する――
その年の冬、年末近くに行なわれたチェッカーズのライブツアーで、シングルのカップリング曲「Love Song」(どう考えても歌詞がデビュー前からの彼女に宛てたもの)を、とても丁寧に大切そうに歌い上げ、
「この歌を皆さんに捧げます」
と、深々と一礼しました。
「そっか……結婚、決めたんだな……」
年明けにも婚約発表があるかと思っていましたが、年が明けても春近くなっても一向にその気配はなく、
「あれ? 勘違いだった?」
と思った矢先にマスコミにすっぱ抜かれ、めでたく長いおつき合いだった彼女さんと「結婚します」の発表となりました。
後にインタビューで、
「結婚を決めたのは前年の秋くらい」
とご本人がおっしゃっていたので、私が感じた(結婚を決めるまでの郁弥さんの心境の)経緯は当たらずとも遠からずだったんじゃないかな~と思っています。
実際、結婚した直後から郁弥さんは奥様のことを「かみさん、かみさん」と連発してましたからねー。(笑)
遅かれ早かれお2人は結ばれたと思いますが、それでも、「バカヤロー!2」で新婚夫婦を演じて、あれほど「楽しい」と感じていなければ、「かみさん」という呼び方を気に入らなければ、もう少し後になったんじゃないかな~なんて、私は、今でも(勝手に)思っているのでした。
と、いうわけで、「観たら結婚したくなる映画」ではなく、「演じたら結婚したくなる(と思われる)映画」のお話でした。( ̄ー+ ̄)
……テーマとは若干(かなり?)ズレてるな。(笑)