大阪 店舗内装屋さんが語る、繁盛店作りの裏話 -6ページ目

・女性をターゲットするな!

こんばんは。
繁盛店を作る内装屋の満田次郎です。

大阪では、今日は初雪!寒いですね。寒さに負けず、記事書きますね。

最近は、過去の記事も結構読んでいただいてます。濃厚な記事が満載です。気になる人はこちらから読んでくださいね。


女性をターゲットにする。・・・実に、耳障りが良い言葉ですね。女性の社会進出が進んで、女性向けのお店がたくさんできました。百貨店では、紳士服売り場は縮小され、女性向けのフロアばかり。家計で一番最初に削られるのが、お父さんの買い物だそうです。紳士服売り場の縮小は無理の無いことかもしれません。

昔は、エステティックサロンは今ほどの数はありませんでした。ネイルサロンができたのも最近の話ですね。

飲食店もこぞって「女性をターゲットにした店」のオンパレードです。おしゃれな内装に、華やかな盛付けの料理・・・。

女性をターゲットにすると、女性につられて男性客も増えるという話も聞かれます。


はたして、本当に女性をターゲットにした方が良いのでしょうか?

もちろん、それが正解!ってことも多々あります。でも、必ずしもそうではありません。

これは、実在するショットバーの話。

牛丼屋やカレー屋はともかく、一般的にショットバーといえば、女性をターゲットにした店が多いですよね。。

おしゃれな内装に、華やかな色とりどりのカクテル。間接照明が空間を柔らかに照らして、静かにジャズが流れる・・・。女性を口説くのには、絶好のシチュエーション

ショットバーと言えば、そういうイメージじゃないですか?


ところが、大阪のオフィス街にある、あるショットバーのオーナーは女性をターゲットにしません。あくまでも男性客しか狙わない、と言い切っています。

一応、カクテルを置いているのですが、メインには打ち出していません。メインのドリンクは、ビールとジン、ウォッカ、焼酎・・・。実に男らしい!それに、カウンターの中のバーテンダーも男性です。

そのオーナーは、「女性をターゲットにすると、儲からない。」と言い切ります。女性をターゲットにした店をやってたこともあるそうです。

何故、女性をターゲットにすると儲からないのか?

女性は男性に比べて、あまりお酒を飲みません。それに、おしゃべり好きな人が多い。ちょっと雰囲気の良いバーで、カクテル1杯で何時間も粘るお客様もいます。グラスが空いていて、

「何かおかわりをおつくりしましょうか?」

と聞いても、

「あっ、結構です。」

と平気で答える人もいます。そこから、おしゃべりが延々と続く・・・。カクテル1杯で、何時間も居座れたら、店はたまりません。


それに比べて、男性は、飲むお酒の量が違います。おかわりを勧められたらついつい、注文してしまいます。飲むと気が大きくなるし、男性は、いいカッコしたがりますよね。

そうなると、客単価と、回転が全然違います。おかげで、そのお店は、きちんと利益が上がって、儲かっているそうです。


世間一般でいわれている常識とは、違う店なのですが、儲かっているんですよね。もちろん、女性をターゲットにしてはダメといってるんじゃありませんよ。そうやって、儲かって入るお店もたくさんあります。でも、お店の方向性を決めるとき、一度常識を疑って、逆の発想をしてみてはどうでしょう?

新しいヒントがつかめるかもしれませんよ。



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