https://jsgo.or.jp/guideline/taigan/2018/taigan2018_09.pdf
日本婦人科腫瘍学会の記事を参照します。
2021現在
低異型度 子宮内膜間質肉腫、
高異型度 子宮内膜間質肉腫、
未分化子宮肉腫
に分類されており(未分化は内膜の文字がないです)
従来の 低悪性度、高悪性度 という表現から定義が変わっています。
2014年を境とするようです。
これに基づいて 日本病院会に掲載されています
保医発 0927 第1号 令和3年9月 27 日
厚生労働省保険局医療長
厚生労働省保険局歯科医療管理官
医薬品の適応外使用に係る保険診療上の取扱いについて
http://www.hospital.or.jp/pdf/14_20210927_01.pdf
を読んでみますと
351 メドロキシプロゲステロン酢酸エステル
「 子 宮 内 膜 間 質 肉 腫( た だ し 、低 異 型 度 子 宮 内 膜 間 質 肉 腫 に 限 る 。)」
352 レトロゾール
「 子 宮 内 膜 間 質 肉 腫( た だ し 、低 異 型 度 子 宮 内 膜 間 質 肉 腫 に 限 る 。)」
が実質的に保険収載となると考えられます。
従って、商品名で言うところの
ヒスロンH錠 200mg、 他 後 発 品 あ り
先発:協和キリン株式会社 抗悪性腫瘍経口黄体ホルモン製剤 ヒスロンH200 KH405
と
フェマーラ錠 2.5mg、 他 後 発 品 あ り
の 内服が認められるという事です。
先発:ノバルティス ファーマ株式会社 アロマターゼ阻害剤/閉経後乳癌治療剤
当然のことながら、効果が認められる手順があってのことですから、すべての場合に有効ではないにしろ
保険で治療 しかも 内服でという手段が増えたことは画期的なことだと思います。
従来の低悪性度が 今の低異型度 と同じなのか(同じなわけはないですけれど)
その辺はさらに追いかけていきたいです。
なお、治療については主治医の先生とよくご相談の上ご判断ください。