数年前まで、毎日夜明けを迎えてから寝ていたのが
とても懐かしいなぁ。夜が明けてきたら、そろそろ
書きたいこと心のままに綴ってさて寝ましょうかって。


カッコイイいい方をすれば「心との対話の時間」、
自分の本心を探る時間が日記を綴る時間だったな。


でも最近はなんだか言葉が湧いてこなくて。


あるがままを受け入れようとし過ぎたのか、
ネガティブ思考が生み出した最悪の想定が
あまりにも行き過ぎて心の準備が出来過ぎていたのか、
頑固爺も少しは世間とうまく付き合うようになったのか・・・


何が影響したのか分からないけれど、
心はあんまり言葉を湧き出すことをしなくなってた。


色々な仕事をさせてもらえるのはありがたいこと。
僕が仕事を選ぶんじゃなくて、仕事に選んでもらえるのは
とてもありがたいことだと思ってる。


それこそユーティリティープレイヤーを目指してきた
僕にとっては、ひとつの評価だと思うし。


去年「自分の限界」を感じ、「こなす」ことは出来ても
「創り出す」能力が不足していると痛感した時、心は
「もっと自分のために生きてみたら」という言葉を
思い出させた。


もっと自分のために生きたら。

23歳の冬に僕に唐突に届いたメッセージ。


その言葉は、嫌いな自分を徹底的に闇に葬って、
「強い自分」を演じて、そして演じる限界を迎えて
いた僕を解き放った言葉。


強くなりたいなら、まずは自分が努力しなきゃ。
うまくなりたいなら、コツコツ練習しなきゃ。
やりたいと思うことがあるなら、努力を積み重ねなきゃ。
まずはやってみなきゃ、何も始まらないし動かせない。
自分を変えたいなら、まずは自分がいつもと違う一歩を、
勇気をもって踏み出さなきゃ。


そこから10年。


色々大変なこともあったけれど、ひとつだけ自信をもって
いえることは『僕は僕で生まれてよかった。』ってこと。
めずらしい人生で、悲しくて苦しくて涙を流したことも
あったけれど、それもひっくるめてよかったと思えたのは
勇気を持って踏み出した結果だと思う。


ただ年々正体不明の「限界」を感じるようになった。
限界はないと思っても、今の僕に重くのしかかる限界。
それが「自分はこうあるべきだ」ってどこか心に決めて
しまっている型だってわかってきた最近。


ここでこうやったらいつもの展開になっちゃう。
そうわかっていてもついついそちらを選んでしまう
自分に無性に腹を立てる僕を、でも体力的にも能力的にも
今はそっちしかないよ、若くないんだから無茶はよそうぜ
と諭しているもうひとりの僕。


頑固な馬鹿も大人になったといえばそれまで・・・
なんだけれど、それじゃやっぱり楽しくない。


せっかくたった一度の人生なんだから、
いつも同じ絵を描くんじゃなくて、
次の絵はもっと挑戦したいじゃない。


そのためにゆっくり自分に何が足りないのか、
今まで試したことのない角度から見つめる時間も大切。

それが『休日』を大切にしようって考え方を生み出し、
今年今までその言葉を消去していた僕の辞書に再登録
したんだろうね。『今の僕に必要な時間。これから
もっともっと人生を楽しむために。』って意味で。


ついつい不器用で馬鹿なものだから、いつも120%全力疾走
で仕事をしてしまう傾向がある。無論、I do my bestを
座右の銘としている僕にとっては、できる限り頑張るぞ
ってスタンスは嫌いじゃないけれど、もう20代の時のように
ここぞって時に150%で走るのは無理だし、そもそもそれじゃ
いいものは生み出せない。


だから少し肩の力を抜いて80%で走れるようになりたい。

そのためにも『休日』という存在とどう付き合えるかが
きっと大切なんだろうなぁ。


先日の旅行は、そういう意味でも、『休日』って
やっぱいいね~って再認識する時間になったなぁ。ボスなので、
色々と疲れるけれれど、フリーダムな時間は心地のよい疲れを
届けてくれます。


そんな思いもあり、1月から200%出力で頓挫という危機は
乗り越えた職業訓練事業は今月末で撤退し、年末ご依頼が
あった繁忙期だけの短期SVも今年はお断りして、少し仕事量
をセーブすることにしました。珍しいでしょ、仕事セーブ
の選択。


夏頃から200%がたたり、体にストライキを起こされて
珍しく病院に通ったりもしたけれど、随分回復。

この3ヶ月、何回手の甲から採血されたかって位検査して、
さらに内視鏡検査も受けて他にストライキの原因がないか、
ちゃんと調べてもらって・・・今のところは逆流性食道炎と、
減量のススメのみ。やっぱり年も取ってきたので負担を落とす
つもりで本気で・・・と言われたからには考えなきゃ。他にも
色々と症状はあったんだけど、ちゃんと治療して回復しました。
・・・いや、今また風邪をぶり返してるけど 笑


ただ減量についても医者から一言。

ダメですよ、200%で減量に取り組んだら。
かえって体にダメージでかいですから。
ほどほどに、継続的にだそうで。


いやぁ、性格まで読んだアドバイスをありがとう。

ただそのあとに余計なひと言。


お節介ですが、早くいい人見つけた方がいいですよ。



・・・ほんとにお節介です。