続き物となっておりますので、まずは既に掲載しております【初めての大騒動】(前編)よりお読み下さいませ☆


【初めての大騒動】(後編)

藍屋秋斉
『おや、お揃いでどないしはったんや?』

徳川慶喜
『あの娘は居るかい?』

藍屋秋斉
『こないぎょうさんで押しかけはって何事かて思たら……』

花里
『おいでやす。奥のお座敷へお上がりやしてふぶづけでも一杯よばれておくれやす』

沖田総司
『ありがとうございます。じゃあ私はお団子を……』

土方歳三
『真に受けてどうする? お前は京の都に来て何年経つんだ? 厭味くらいいい加減分かりやがれ』

高杉晋作
『何だ、表が騒がしいようだ……壬生狼の奴らが押しかけて来たか』

古高俊太郎
『そらそうや、あんさんのしはった事は大罪や』

高杉晋作
『いや、俺はこいつを危ない奴から助けただけだ。あんたといても甘い毒気で麻痺させて手籠めにでもする気だろう?』

古高俊太郎
『あんさんの方がよっぽど危のうて……せやからそっと後を追ってきたんどす』

高杉晋作
『ちっ……どいつもこいつも邪魔ばかりしやがって』

徳川慶喜
『見つけた。こんな所にいたのかい? 怖かっただろう? 俺の所においで』

藍屋秋斉
『慶喜はん、供の御方が表でお待ちどす。早う行かはった方がええんやおまへんか?』

徳川慶喜
『秋斉~せっかくの逢瀬を邪魔するなんて酷いじゃないか……極悪っ、冷酷っ、鬼っ』

藍屋秋斉
『藍屋には藍屋のしきたりいうもんがおます。あんさんら、そない頻繁に置屋にあがらはるんやったら、今日から下働きとしてみっちり働いて貰いまひょか』

一同
『………………。』

結城翔太
『あ、すみません……オレちょっと用事思い出したんで……』

沖田総司
『あ、私も……さっき食べられなかったお団子食べに行かなきゃ……』

土方歳三
『おい、待ちやがれ。お前はこの後隊士達に稽古をつける事になってただろうが』

坂本龍馬
『ほいじゃ、わしは旅に出掛けるぜよ』

徳川慶喜
『仕方ない……また顔見に来るよ。変な虫がつかないように気をつけるんだよ』

古高俊太郎
『ほなわてもあんさんの無事を確かめた事やし店に帰りまひょ』

高杉晋作
『ちっ……俺は結局こいつを送り届けただけか。まあいい、いずれは伴侶として……』

藍屋秋斉
『高杉はんは今日から住み込みで藍屋で働かはるんどすか? ほなちょうどええ、これを下まで運んでくらはりまっか?』

高杉晋作
『そんなことまっぴら御免だ。じゃあな、また迎えに来るまでに俺を骨抜きにさせるような女になれよ』

藍屋秋斉
『二年目も苦労事が絶えない……か。はは、楼主の立場も楽ではないな』

菖蒲
『祝いの席の支度がととのいましたえ』

藍屋秋斉
『おおきに……ほな今年も気張っていきまひょ』


《初めての大騒動~終わり》


【お願い】

艶が~る旦那様との濃厚な艶シーン含む為、限定記事は年齢制限しております。

ビックリマークプロフで【18歳以上】の確認出来ない場合、必ずアメンバー申請時に別途メッセージお願いしますビックリマーク

【執筆後記】

如何でしたでしょうか?
二日に渡って祝☆艶が~る2周年企画をお送りさせていただきましたドキドキ

今回は少しパロディー的なSSで、いつものシリアスな小説とは180度方向を変えて書き上げさせていただきましたキラキラ

って言っても、昨日の午前中に慌てて書きはじめ~仕上げたんですがwww
龍馬さん…久々に登場させたから土佐弁が難しかった(/_;)
とりあえず全員登場させてみましたビックリマーク

今秋、艶が~るを愛する絵師&作家陣がお送りする展示会開催予定音符詳しくは艶展をご覧くださいませ☆
現在、期間限定で桝屋もオープンしております音符
また、俊太郎さまのつぶやきが見れるかも?
とにかく百聞は一見になんとやらwww

【艶がーる&薄桜鬼巡り旅in京都レポ】
桜2012年3月 桜10月 桜12月 桜2013年4月

ドキドキ☆艶が~るイケナイ妄想小説☆幕末志士との恋唄 【目次】(はじめにお読み下さい)ドキドキ