9月の国内2連戦は2連勝、10月11月は欧州での試合になるザックジャパン。ブラジルワールドカップまで1年を切り、いよいよメンバーの絞込みの時期になってきたと思います。10月11日セルビア戦・10月15日ベラルーシ戦の2試合は、メンバー固定に向けてと試合出場機会を失っている選手にとっては重要な試合だと思います。今回選ばれたメンバーを分析すると、ザック監督の頭の中で選手の序列が明らかとなりました。それでは、メンバーの紹介です。




欧州遠征メンバー

▽GK
川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
西川周作(広島)
権田修一(F東京)



▽DF
今野泰幸(G大阪)
伊野波雅彦(磐田)
長友佑都(インテル)
森重真人(F東京)
内田篤人(シャルケ)
吉田麻也(サウサンプトン)
酒井宏樹(ハノーファー)
酒井高徳(シュツットガルト)



▽MF
遠藤保仁(G大阪)
長谷部誠(ニュルンベルク)
細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
本田圭佑(CSKAモスクワ)
山口螢(C大阪)



▽FW
岡崎慎司(マインツ)
香川真司(マンチェスター・U)
清武弘嗣(ニュルンベルク)
柿谷曜一朗(C大阪)
齋藤学(横浜FM)
ハーフナー・マイク(フィテッセ)
乾貴士(フランクフルト)




 今回復帰したのは、ハーフナー・乾・細貝の3人。今回は海外組3人のテストという位置付けです。逆に外れたのは国内組の大迫・工藤・青山・槙野の4人です。細貝は昇格チームヘルタ・ベルリン躍進に貢献。乾・ハーフナーも出場しています。そう考えると国内組で選ばれた選手は、ザッケローニ監督の中で重要な戦力としてみなされている選手であり、コンフェデの時から外れた選手や選ばれなかった国内組の選手は、かなり厳しい立場に立たされたと言えるでしょう。



 本田・香川・長友・内田・清武・岡崎・長谷部・吉田などは、ほぼメンバー入りは当確。国内組のメンバーも今回選ばれた選手は、かなりの確立で当確と言えるでしょう。東アジア大会から選ばれたのは4人。センターバックのオプション・ボランチの控え・エースストライカー・スーパーサブ。それぞれ足りない部分がこれで埋まったと言えるのかもしれませんね。後は今回の2試合を通じて、11月のオランダ戦・ベルギー戦(予定)でのメンバーが選ばれると思います。




ザッケローニ監督のコメント(スポーツナビより)

 11日に対戦するセルビアについて、「非常にバランスに優れたチームで、アグレッシブでダイナミックなサッカーを実践している。W杯予選では、思うような結果を得られていない状況にあるが、ベルギーとクロアチアという強豪が同じグループにいることを忘れてはならず、まとまったとても良いチームという印象を持っている」と分析。



 15日に対戦するベラルーシについては「フィジカルに優れ、コンパクトに保った状態でアグレッシブなサッカーをしている。特にホームで戦う時には、その傾向が強くなると思う。常にカウンターを狙っているチームなので気をつけなければならない。この遠征で期待することは、やはりチームとして更なる成長を促す事である」とコメントした。「チームとして、攻守に渡って更にレベルを向上して必要がある。アウェイでインターナショナルマッチを行えることで、チームの成長や経験の蓄積をしていく大切な2試合になると思う。W杯に向けて準備をしていく上で、この期間と試合を有効に使っていきたい」