今日午後2時からザッケローニの監督水から発表されたサムライブルー23名。私も予想していましたが、メンバー発表を見てどんな戦いをするのかや狙いが非常に明確担ったと思います。皆さんは今回のメンバー発表を見てどう思ったでしょうか?入った選手、入らなかった選手悲喜こもごもですが、6月のワールドカップグループリーグ3試合を注目しましょう。



2014FIFAワールドカップブラジル大会日本代表メンバー

GK 川島 永嗣 スタンダール・リエージュ(ベルギー) 83/3/20
GK 西川 周作 浦和レッズ 86/6/18
GK 権田 修一 FC東京 89/3/3


DF 今野 泰幸 ガンバ大阪 83/1/25
DF 伊野波 雅彦 ジュビロ磐田 85/8/28
DF 長友 佑都 インテル(イタリア) 86/9/12
DF 森重 真人 FC東京 87/5/21
DF 内田 篤人 シャルケ04(ドイツ) 88/3/27
DF 吉田 麻也 サウサンプトン(イングランド) 88/8/24
DF 酒井 宏樹 ハノーファー96(ドイツ) 90/4/12
DF 酒井 高徳 シュツットガルト(ドイツ) 91/3/14


MF 遠藤 保仁 ガンバ大阪 80/1/28
MF 長谷部 誠 ニュルンベルク(ドイツ) 84/1/18
MF 山口 蛍 セレッソ大阪 90/10/6
MF 青山 敏弘 サンフレッチェ広島 86/2/22


FW 香川 真司 マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 89/3/17
FW 岡崎 慎司 マインツ05(ドイツ) 86/4/16
FW 本田 圭佑 ミラン(イタリア) 86/6/13
FW 清武 弘嗣 ニュルンベルク(ドイツ) 89/11/12
FW 柿谷 曜一朗 セレッソ大阪 90/1/3
FW 大迫 勇也 1860ミュンヘン(ドイツ) 90/5/18
FW 齋藤 学 横浜F・マリノス 90/4/4
FW 大久保 嘉人 川崎フロンターレ 82/6/9




2010年9月の発足以来、ザッケローニ監督は継続と成長をテーマにチームを作って来ました。2011年のアジアカップから始まる本格的なチームの軸はずっと変わらず、プラスαとして若手の成長株を入れて来た感じがあります。マンネリと言われる中でも、新しい風を昨年から台頭してきた選手を加え、最後にサプライズといわれる大久保選手をラストピースとして選んだと思います。



 GKはザックジャパンでは不動の3人が今回も順当に召集されました。ベルギーでも活躍する川島選手が不動の正ゴールキーパー。精度の高いロングフィードと安定感のある西川選手とロンドン五輪でゴールを守った権田選手が控えキーパーとして備えます。個人的には西川選手のプレーが今期の浦和レッズの躍進につながっていると思うので、親善試合で試して欲しいですが、やはり今回もドヤ顔を見せてチームを鼓舞する川島選手が日本のゴールを守るでしょう。



 DFはラインコントロールと1対1の強さに定評のあるザックジャパン不動の今野選手と足元の上手さと高さのある吉田選手。アジアカップからの2人のセンターバックに加えて、高さとセットプレーの守備に期待が掛かる森重選手が選ばれました。そして、J2磐田からこちらも常連でサイドとセンターの出来る伊野波選手が選ばれました。気になるのは吉田選手の怪我ですが、これはザッケローニ監督は問題ないと判断して選出したのだと思いました。



 サイドバックは不動の4人、インテルでもキャプテンマークを巻く事のある長友選手。ドイツではレギュラーとして活躍する酒井宏樹・酒井高徳選手が順当に選出され、怪我が心配された内田選手も選ばれました。こちらも怪我は問題なく試合に出場できると判断して選出されたのだと思います。内田選手本人も計画通り回復していると言っていましたしね。DFに関してはサプライズは無く、今までのメンバーが選出されました。



 MF登録は4人ですが、守備的MFとして日本の心臓遠藤選手とキャプテン長谷部選手が当然の選出。そして、運動量とハードワークが持ち味の山口選手が選出されました。山口選手は90分動けるスタミナとボール奪取が非常に上手く、ザッケローニ監督の目に留まりました。そして、これはサプライズだと思うのですが常連だった細貝選手ではなくサンフレッチェの青山選手が選出されました。ミドルシュートと視野の広いパスが魅力の青山選手は、遠藤選手の控えとして考えての選出だと思いました。



 FWはチームの攻撃の軸となる香川選手・本田選手・岡崎選手は当然の選出。岡崎選手はブンデスリーガで15ゴールを記録し絶好調。飛び出しの上手さとシュートの精度は格段にあがってます。気になるのは本田選手と香川選手、昨日の試合も前半で交代させられました。選手起用と監督に翻弄されたと感じがありますが、逆に言えば代表で爆発する可能性もあるので、そこに期待したいですね。



 そして、セットプレーのキックの精度の高い清武選手と細かいステップのドリブルを武器に後半の勝負どころでの起用が予想される齊藤選手も選ばれました。清武選手はチームが降格し自身も精彩を欠いていたので、1か月間でちょ牛を取り戻して欲しいですね。トップはトラップとテクニックの上手さは群を抜いている柿谷選手。ポストプレーと性格のシュートが魅力の大迫選手が選ばれました。大迫選手にはまた「半端無いって」と言われるようなプレーが見たいです。



 私は豊田選手が選ばれると思っていたのですが、ザッケローニ監督が選んだのはJリーグで絶好調の大久保選手でした。サプライズといわれていますが、監督の中ではずっと注目していて岡崎選手の替わりになる選手がおらず、パスも出せるしミドルシュートもあるし飛び出しも上手い大久保選手を選び、ベテランの力を使おうと考えたのだと思います。この大久保選手の選択は非常に好感がもたれていますが、フロンターレでコンビを組む中村憲剛選手が選ばれなかったのは残念ですね。



 ザッケローニ監督は主導権を握り攻撃的に戦うと会見で仰っていました。スピード重視で高さを捨てた感のある布陣ですが、これがザッケローニ監督がいうパスと連動性と俊敏性を生かす日本らしいサッカーのスタイルなのではないでしょうか。パワープレーやセットプレーの守備などに不安が残りますが、欧州遠征で見せたプレーこそが日本代表なのですから侍たちにはブラジルで暴れまわって欲しいと思います。