しばらく振りの更新で、楽しみにしていた人がいらっしゃったら申し訳ありません。私の中でブログの更新をするモチベーションが無くなっていたのです。その理由は今年放送されたアニメが私の中で心惹かれる作品が余りにも少なかったから。単純に言えばつまらなかったというのが率直な感想です。ラブライブも期待はしました。しかし、今考えると1期の出来のよさを超えているとは思えませんでした。



 理由は1期は結束していく過程や人間関係、キャラクターの葛藤を描いていました。一方2期は結束したチームとしてラブライブ優勝を目指す青春ストーリーというコンセプトに変わり、正直違和感ありましたね。ただ、ラブライバーが多くなり5年目を迎えて大輪の花を咲かせたコンテンツとしての魅力は非常に高いと感じました。ライブやタウンミーティングなどのイベントも成功すると思いますが、今後の課題は次の一手をどうするかだと思います。劇場版が終われば、何をやるのか厳しくなりますから。



 ラブライブは第2期売り上げ的には成功と言えますが、第2期というのは非常ハードルが上がります。第2期でヒットを期待された作品は、軒並み注目売り上げ共にダウンとファンの眼と厳しさを痛感した1年でした。その代表的な作品がソードアートオンラインⅡです。第1期は緊迫感と人間関係をしっかりと描いていてとてもよかったのですが、2期は1期との大きな変化が無く、正直時間が開きすぎてつまらなくなったと思いました。



 どうしても、時間が開いてしまうと他の作品に飲み込まれてしまいますし、1期の延長線上の作品内容だと飽きられてしまいます。今年は多くの二期作品が登場しましたが、ネットユーザーの注目度や売り上げは激減したと思います。頑張ったのはFreeぐらいで、ペルソナ・ジョジョ・黒執事・中二病・デート・ア・ライブは軒並み売り上げダウン。本当に2期が成功するのは難しいのだと痛感させられました。



 更に今年初めてアニメ化された作品も、軒並み苦戦を強いられました。2万本を超えたのは女性ファンの支持を受けたハイキューのみ。1万本を超えたのも鬼灯・ごちうさ・野崎くんぐらいなもの。女性ファンの支持がなければ、今のアニメ業界は厳しいのだと思い知らされる結果となりました。事実、昨日まで開催されたコミケでは、今年の作品よりも昨年の作品である「進撃の巨人」「うたプリ」などが多く見受けられました。



 1クールごとに放送されるアニメビジネスは、今まさに岐路に立っていると思います。来年は注目作品がありますが、イベントのお客さんを集めるような売り出し方でなく是非作品で勝負して欲しい。冬アニメでは「艦これ」が初登場しますが、この作品は非常にリスクが高い。理由は主人公を規定してしまうと他のファンが文句を言いますし、艦これの世界感を壊してしまう可能性も出てきてしまう。本当に難しいですが、ファンに考えたり共感を得たりするような監事なら良いと思います。妖怪ウオッチが大成功し子どもを中心にアニメが注目されるが、ビジネス的な作品は低迷した2014年。果たして来年はどうなりますか?