『っぁぁぁぁぁああ!!!!』

とあるLMEの一室で、ラブミー部員一号の悲鳴が響きわたったので、偶然通りかかった人々が何事かと飛び退いた。それほどの断末魔のような叫びであった。

と、そこにつかつかと歩いてきて躊躇なく部屋のドアを開けるどぎついピンクの人影がふたつ。

「キョーコさん、何があったの?廊下の端まで声が聞こえたけど?」
「どーせまた脳内妄想でもしたんでしょ。あんた別に妄想が趣味でもいいから叫びは自重しなさいよね恥ずかしい」

二人から同時にかかった声にも反応せず背中を向けたまま震える一号。もとい最上キョーコ。

「けっ  けけけけ…」
「「…毛?」」

「ケータイがぁぁあああ~!」
「………えっ」

震えるキョーコの目線の先には窓が。そして下は固いコンクリのはずだった。 

「落としたのっあんたっ」
「ちょっとぉ、ここ5階よ!?」

「ぁあああんもうお釈迦よ~私の(会社から支給されたお仕事用の)ケータイがぁぁあああ~!仕事道具をダメにするなんて!
こんな人間が人生うまく行くはずなんてないのよぉぅわぁあああ」

「「や、それはちょっと論点ずれてるから」」


そんなやりとりの最中、軽やかなノックが鳴った。返事する間もなくドアが開かれる。
「最上さん、ケータイ落とさなかった?」
「お…落としましたぁぁあ」

「そうだと思った。はい、落とし物。」(キュラッ)

その手に無傷のケータイ。
「えっ…
敦賀さん、拾ってくださったんですか!?」

「拾ったというか、オレの真上に降ってきたんだ。見覚えあったし、場所的にも最上さんのだなって。はい、どーぞ。(ニコッ)」

「あ、ありがとうございます…!!何とお礼を申し上げたら良いのか…!!」


ケータイが無事だったことに素直に喜ぶキョーコを後目に、二人は思った。

(5階から落としたケータイよ!?無傷ってことは地面にたどり着いてないのよ!?…イヤアアア化け物!!ヒイイイイ)((゚m゚;)ガタガタブルブル



敦賀氏人外説が、ここでもまことしやかに囁かれたという。


ちゃんちゃん。




お分かりかと思いますがケータイ落下のあたりは実話です。あっ、5階からじゃないですよ?ほほほ
なべちのケータイはアスファルトにあえなく衝突して、画面バッキバキです。(;´д⊂)

3日後に気づいた事実
・永遠のマナーモード(イヤホンしないと音が出ない。(笑)
・写メ機能ご臨終
・画面回転を止めていたはずが…。

おーのぉー( ノω-、)
新しいの買わなきゃ…
みなさんお気をつけて!

なべちでした~